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国際的なバッドガールが社会を制する。大門弥生「Rich or Dead Asian Girls Remix」のMV公開!

投稿日:2020年12月22日 更新日:

12月22日20時に大門弥生「Rich or Dead Asian Girls Remix feat.Swervy,あっこゴリラ,なみちえ, C.HOLLY」のMVが公開された。

予想以上にシブい仕上がりに食らったヘッズも多いだろう。

シンプルな構成でありながら奥深い作品となっている。2020年をサバイブした人全員に見て欲しい。

楽曲リリースされた時の記事はこちら↓

大門弥生「Rich or Dead Asian Girls Remix feat. あっこゴリラ/なみちえ/Swervy/C.Holly」が配信リリース!

2020年を象徴する「Rich or Dead Asian Girls Remix」のMV

「Rich or Dead Asian Girls Remix」のMVをまだ見ていない方は、まず見て欲しい。

全員が最高なボスで、特に登場シーンはみんなかっこよかった。オールスターポッセカット、グレートコンジャンクション、あるいは新世界秩序。

アジアンガールズリミックスという名の通り参加しているのは全員女性のラッパーだが、後でご紹介するアーティストインタビューでなみちえが、「ガールズやアジアンをひっくるめて、地球全体のエンパワメントになるよう作詞した」と語るようにどのバースも人間としての本質的な価値観をリリックにしている。曲中を通じて性別を感じる表現がほぼ無いのは意識してのことだろう。

かといって聞いていて重たく感じる、シリアスに振れすぎるということもなく「ほとぼり冷めたころに さらに生えてくる雑草(skrr skrr)」など、歌詞に遊び心も散りばめられている。

モノクロなのは国境を越えての撮影の都合などもあるのだろうが、映像によって曲が引き立っていた。これまでの大門弥生のMVは、どれも原色を使ったカラフルな世界観が多かったが余計なものをそぎ落とした本作はより芯の強さを感じることができた。

COVID-19により、世界は大きく変わった。これまで自由にできていたことが出来なくなったし、制限されることも多く今までにない不安を感じるようになってしまった人も多いだろう。

しかし、このような環境にあってもRich or Deadのように素晴らしい曲は生まれるし、音楽やエンターテインメントはどんな形であっても人間に不可欠なものなんだなと思い知らされた。

2020年、大門弥生は精力的に音源をリリースしたが、どれもクオリティが高くエンパワメントされる楽曲ばかりだった。現在のような混乱の中において、彼女のように底力のあるアーティストがいてくれるのはどんなにありがたいことか言葉にし難い。

MV公開記念のトークも配信

MV公開を目前に、大門弥生は自身のYouTubeチャンネルでトークをライブ配信した。

なぜアジアから客演を招いたのか、それぞれのラッパーについて語っている。

YouTubeやSNS、国際的に使われているプラットフォームによってこれまでより格段にチャンスが掴めるようになった現状についても話していたが、本当に100%そうだ。

ひと昔前までは、ヒップホップを含めアジアの音楽は世界的に見ればマイナーなサブカルチャーでしかなかった。それがこれほどまでに国や人種を問わずにプロップスを得るなんて、一体だれが想像できただろうか。いわんや女に於いておや。

台湾から参加したC.HOLLYは、以前から注目していて「First class bitch」にも参加してほしかったのだそう。たしかに、今回とはまた違う形で日本と台湾のTwerkクイーンが共演した姿もぜひ見てみたい。

韓国の人気ラッパーSwervyについても、リリカルな作詞方法を賞賛している。

ちなみにライブ配信中に触れていたSwervyのレーベルメイト、Reddyと共演したレッドブルの映像作品はこちら。

さらに余談だが、SwervyとReddyは以前の記事でもご紹介した「ART GANG MONEY」で共演している。

楽しみなインフォメーションもあるので、ぜひトーク配信もチェックしてほしい。

アーティストのインタビューも公開

MV公開からさらにさかのぼった前日には、客演で参加したラッパーのインタビュー動画も公開。

各人が楽曲や現状についてのコメントをする中、強く印象に残ったのがC.hollyだ。

彼女はタイトルを聞き、元曲を聞く前に参加を決めたという。自身もかつては、「男は仕事、女は家庭を守る」という性差による役割を受容していたが時代が進むにつれ変化していったそう。

今では、「国際的なバッドガールが社会を制するのは良いわ」と語り反抗的で個性的でクールな音楽を作るのが今後の予定と誇らしそうに語る。

個人としての野望を語る姿は素晴らしかった。

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