MATSUIGODZILLAは、MAD チャーシューと兆楽によるプロデュースユニットでKAIKOOからデビューを果たしたばかりだ。
審尋ユニットとは思えないクオリティのトラックで早くも注目を集めているが、MV公開を前にもう一度楽曲についておさらいしていこう。
※1/28公開されました!
rkemishiとMILES WORDを客演に迎えたデビュー曲
MATSUIGODZILLAが1月20日、デビュー曲「GODDAMN」を緊急リリースした。
ジャケットは一部KILLER-BONGがデザインを担当しているそう。色々な人がコラージュされている部分をよく見てみるとDJ BAKUらしき人物が中央にいる。(MATSUIGODZILLAなのにコラージュされている野球選手は松井ではないのも面白い)
トラックはシンプルな構成ながらも不穏な感じが全体に漂っていて、空白やスクラッチ音がアクセントとして際立っているクールな作りだ。
メンバーのMADチャーシューと兆楽については情報が集められなかったが、今後徐々に明らかになっていくのだろうか。
ラッパーやDJがよく行く渋谷にある中華屋さんと同名なので、東京出身のDJではないかと予想している。
終盤になると舐達麻などのサンプリング音が聞こえる。MATSUIGODZILLAというユニット名やジャケットからイメージしてしまっているのかもしれないが、ちょっと昔の特撮のサントラ的な雰囲気も感じる。
客演はrkemishiとMILES WORD。
rkemishiは、GREEN ASSASSIN DOLLARとのユニット「owls」でも活躍している。
本作でも変幻自在なフロウを披露している。
俺にない未練 あるの黙秘権
軸が弱い奴ならば即撃沈/
葉巻あるだけ
春節バリ買い占め/
願っても奇跡は起こらない
こうなりたかったわけでもない
だが 結局シラフなわけない
MILES WORDは、神奈川県藤沢市を拠点にするラッパーだ。その時の自分の気持ちをリアルに表現している歌詞が支持を集めている。
一度聞けば記憶に刻み込まれる声とフロウは「GODDAMN」でも健在だ。
rhymeはmaster
mic lifeはクラスター/
とんでもないです
トンでまっせ
足を動かして 手伸ばして
書いた歌詞でmake money
mrhiphoper 一点突破
DJ BAKUのレーベル「KAIKOO」からデビュー
MATSUIGODZILLAはDJ BAKUのレーベルである「KAIKOO」からデビューした。
元々KAIKOOは2015年に設立した自主レーベルで、地球を豊かにするアートをジャンルレスに届けることを目的としたクルーだ。
音楽イベントやリリースの他アパレルなども手掛けており、ジャンルレスな要素が混在した作品を生み出し続けている。
もうすぐMVが公開!
音源リリースの際にMVのティザーが公開されたが、1月28日にはフルが公開される予定だ。
竹林や廃墟など人目が届かないサグな場所で楽曲の世界観を表現している。
rkemishiとMILES WORDは2人とも派手に飾り立てるタイプのラッパーではないが、素体のままでも強い存在感を放っている。
ディレクションを務めたのは、これまでGokou Kuytや釈迦坊主の映像作品を手掛けてきたITARU SAWADAだ。
フル尺の公開までまだ数日あるが、楽曲やティザーからどんな展開になるのか想像しつつ楽しみにしたい。