【結成20周年】大阪のHIP-HOPを担う韻踏合組合のメンバーたち

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HIP-HOPが好きあれば、韻踏合組合のことをほとんどの人が知っているのではないだろうか?

メンバーのERONEやHIDADDYを筆頭に大阪のHIP-HOPを引率し、今もなお最前線に立っている伝説級のグループだ。

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そんな韻踏合組合は今年で20周年を迎える。しかし、ラップを最近好きになった人にとってはあまり認知度が高くないように感じる。

そこで今回は、韻踏合組合について紹介したい。

韻踏合組合のプロフィール

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韻踏合組合は、大阪のアメリカ村中心に活動しているHIP-HOPグループだ。

2000年頃に結成され、それぞれ活動していたグループ「CHIEF ROKKA」、「HEAD BANGERZ」、「Notable MC」とMCの「MINT」がメンバーとして結集した。

その後グループ加入や脱退を繰り返し、現在はCHIEF ROKKAの3人(SATUSSY、ERONE、DJ KAN)とHEAD BANGERZの3人(HIDA、遊戯、DJ KITADA KEN)の6人グループで構成されている。

2001年から本格的に活動を行っており、これまでに多くの楽曲制作を行っている。MCバトルでもERONEとHIDADDY中心に活躍しており、数々の実績を残している。ERONEとHIDADDYはかなりの実力者と知られており、晋平太は「この2人が大阪のフリースタイルシーンを作った」というほどの影響力を持っている。

韻踏合組合は「ENTER」というMCバトルを主催しており、実力あるラッパーたちが集結し熱いバウトを見せている。

韻踏合組合のメンバー紹介

ERONE(エローン)

MC担当。HIDADDYとともに大阪で押韻スタイルを作ったレジェンドラッパーである。MCバトルが始まったころから知名度があった。

フリースタイルダンジョンで1st~6th seasonまで審査員を勤めていた。7th seasonでは、3代目モンスターとしてバトルに参戦し、チャレンジャーをT-STONEやがーどまんなどのラッパーを打ち負かした。王道の押韻スタイルにパンチラインのあるリリックが魅力的だ。

ソロでも活動しており楽曲をいくつか出している。

ERONEは後輩からも一目置かれた存在で、R-指定はUMB2012年で優勝できたのはERONEのアドバイスおかげだと語っている。

前回と前々回のUMB本選で1回戦敗退したR-指定は「今年はリラックスして挑みます」と言うと、ERONEは「それ毎年言って負けてるけどな」と言われた。R-指定はERONEのアドバイスで「負けてもいいように言い訳を作っていた」ことに気づかされ、気合を入れて挑むようになり優勝できたそうだ。

SATUSSY(サチューシー)

MC担当で韻踏合組合の組合長(リーダー)。ハイレベルなリリックが特徴で押韻スキルも高い。

ソロでの活動もしており、2008年にリリースした1stアルバム「THE NOVEL」は独自の世界観とこだわりあるラップから高い評価を得た。

2012年リリースの2ndアルバム「THE DIARY」はタイトル通り日常をテーマにした楽曲が収録されており、SATUSSYのリリックを存分に楽しむことができる。

DJ KAN(カン)

1997年よりDJとして活動を開始し、CHIEF ROKKAのDJをやりながらクラブDJもしている。関西各地のイベントに参加しており認知度が高い。ERONEとは高校の同級生でもある。

HIDADDY(ヒダディー)

MC担当で、韻踏合組合ではHIDA(ヒダ)名義で活動している。UMB2005から2008まで大阪代表として本選に進出したことがきっかけで有名になった。現在もMCバトルに積極的に参加しており、HIP-HOP界を今もなお引っ張ているレジェンドの1人だ。

アメリカ村にあるアパレルショップ「一二三屋」の店長で、CIMA、HARDY、ミステリオなど多くのラッパーが働いている。

2007年には全国を一人旅しながら、各地のMCとフリースタイルセッションするDVD「ヒダディーひとり旅」をリリースするなど、これまでラッパーがやったことない活動を見せ話題になった。

ソロでの楽曲活動やYouTuberとしての活動もしており、情報が公開されるたびに話題になっている。

 

遊戯(ゆうぎ)

MC担当。16歳から親元を離れて韻踏合組合のメンバーとして活動。韻踏合組合のライブをみてファンになったことがきっかけで加入した。

韻踏合組合のタイトル・マスターと呼ばれ、売りたい楽曲のタイトルで困ったら遊戯が決めている。

DJ KITADA KEN(キタダケン)

ENTER MC BATTLEでDJを担当していることで知られている。HIDADDYのソロアルバム「火種」や遊戯のベスト・ミックス「遊戯転生」を手がけており、HEAD BANGERZで欠かせない一員となっている。

韻踏合組合のおすすめ曲3選

おすすめ曲①『一網打尽(REMIX) Feat. NORIKIYO, SHINGO★西成, 漢』

2014年8月に配信されたシングル曲。韻踏合組合の代表曲で、バトルビートによく使われている。

同年4月にリリースされたアルバム「NOW」の収録曲「一網打尽」をリミックスした楽曲だ。NORIKIYO、SHINGO★西成、MC 漢と豪華なマイクリレーが楽しめる。

おすすめ曲②『マラドーナ』

2019年11月にリリースされたアルバム「マラドーナ」の表題曲。耳に残る明るいリズムとリリックが特徴だ。

事務所に飾ってあるマラドーナのユニフォームの背番号が10番で10枚目のアルバムということからアルバム名が決まった。

おすすめ曲③『RHYME OR DIE』

2016年4月に配信されたシングル曲。

韻踏合組合ならではの韻へのこだわりのある楽曲で、”韻を踏むか死ぬか”というメッセージが伝わる。

韻踏合組合主催のENTER MC BATTLEが熱い

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韻踏合組合が主催しているENTERは、西日本でもっとも有名なMCバトル大会の1つ。ENTERは年に複数回行われ、年末にENTERの入賞者で競い合うSPOTLIGHTが開催される。

主催者側のERONEやHIDADDYもENTERに参加することがあり、レジェンドたちのスキルフルなラップを見られる。MCバトル黎明期からのファンにはたまらない大会だ。

YouTubeでMCバトルの動画が配信されており、10年以上前の貴重な映像も見ることができる。

韻踏合組合は20周年を迎えたが、まだまだ勢いが止まらない。今年の9月にはニューシングル 「Sky's The Limit feat. RYO the SKYWALKER」をリリース。アップテンポでノリのいい曲となっている。

ENTERについてもコロナ禍ではあるが、現在も無観客ライブで続けている。ラッパーが今後も増えていくなかでより重要な大会になることは間違いないだろう。

韻踏合組合はこれからもさらなる伝説を作ってくれるだろう。ぜひ、今後も第一線で活躍してほしい。

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