フリースタイルダンジョン ACE vs 句潤「俺の文字じゃなく音 グルーヴに乗りな」

MC battle

フリースタイルダンジョン シーズン4 Rec4-1。

今回最初のチャレンジャーは"句潤"。
フリースタイルダンジョン3回目の挑戦。

1回目はシーズン2 Rec1、1st.バトルで漢 a.k.a GAMIに初戦クリティカルで敗退。
2回目はシーズン3 Rec5、初代UMB王者カルデラビスタ、PONYとともに"クリティカルヒッターズ"として挑戦したが2on2でチコ、T-Pablow組にクリティカルで敗退。
3度目の正直なるか。

今回シーズン4 Rec4からZeebraがラジオで言ってた通り"よりチャレンジャーに有利な状況を"を目的に8小節3ターン→8小節2ターンに変更
シングル戦にルールが戻り、5人のモンスターを倒すのに3ターンは負担が大きすぎるといった理由からだ。

以前は"シーズン1~2=2ターン""シーズン3=3ターン"(3人編成のチーム戦のためラップできずに終わる人がいるため)となっていたが今回シーズン4 Rec4から再び2ターンに戻るといったわけです。

句潤の初戦の相手はACE。
句潤の挑戦にフォーカスをあてます。

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ACE vs 句潤(1st.ラウンド)

先攻ACE、後攻句潤。

〔ACE〕
Welcome To The Dungeon 今日も破りさる句潤の夢
俺が見せてやる モンスターの新境地
本当のHIPHOP つまりB-BOY OK?
WillよりもKillする俺のスキルがillな事
この場の言葉のミサイルの内面 伝えてくぜ
俺のフル過ぎるスキルがACE

 

〔句潤〕
やっぱり歌いたいんだね 俺はバトルしに来てるだけ
沸かした辿れ いつも通りだぜ お前の目見て話せるこのMC
いつも通りさ こんなノリ
またどうにかなっちゃうくらい 俺なら頬張りたいもんがある
ここらアンサー出して掴む Oh COME IT

 

ACE、サンプリングからメロウにスタート。
相手が句潤ということもありACEが隠れモンスターで出たときに言っていた写輪眼スタイルか。
5文字、2文字、3文字の韻で固く細かく詰め込む韻は相変わらずのACEスタイル。

対する句潤はしっかり音に乗せ、ACEのメロウな出だしに「やっぱり歌いたいんだね 俺はバトルしに来てるだけ」と返す。
句潤のこのフロウよく聞くパターンだなぁ。

 

〔ACE〕
OK なら頬張りドーパミン廊下に立ってなさい
ガキんちょなら廊下に老害
俺がやりたい放題 笑わせんじゃねぇ な?兄弟
どうしたんだよ まだまだ足りねんじゃねぇの
目見てねぇけどどした? 1バース目の話は
ちゃんと目と目 見せてやるぜ
俺が認めるものはこれだけ射止めてくぜ

 

ACEは句潤の「Oh COME IT」から波打つようなフロウで乗せながら「頬張りドーパミン廊下に/廊下に老害/やりたい放題/兄弟」と4小節分しっかり踏んで返す。
絶対突っ込まれると思ったけど「お前の目見て話せるこのMC」と言った句潤が全然目を合わさないことから「目見てねぇけどどした? 1バース目の話は」とアンサー。

 

〔句潤〕
勘弁してくれ お前が兄弟? 俺の兄弟に笑われちゃうな
ACE お前はBlazeして太巻きで吸いこなし
俺のマイペースに持ってくスペース
俺ならば句に潤う 045スタイル出してくだけオリジナリティ
Kill da M.I.C A.C.E

 

句潤「勘弁してくれ お前が兄弟? 俺の兄弟に笑われちゃうな」とアンサー。
同時に結構個人的にはパンチライン。
ここから句潤のスタイルが爆発。
「ACE/Blaze/マイペース/スペース」と3文字踏みしつつフロウで盛り上げる。
音が締まる最後の「Kill da M.I.C A.C.E」もクールに締まる。

 

3:2、勝者ACE。

ACE vs 句潤(2nd.ラウンド)

先攻ACE、後攻句潤。

〔ACE〕
OK Wake up people どんな言葉を吐き出す
俺なら自分なりの言葉編み出す
分かるか ここで後攻でじゃなくて
俺の言葉でサッとトドメを指す
またも止めどもなく いつだって汚さないぜ このステージは
分かる太巻き そんな事ない 俺の頭 容量ヤバすぎプロパティ

 

〔句潤〕
そっと目を閉じな 俺の文字じゃなく音 グルーヴに乗りな
俺のラップに字幕はいらねぇ 黙らす 審査員丸めてね
俺もかますだけ お前に負けねぇ魂 ソウルプレイ
59から到着 1984Represent

 

ACEは1st.ラウンド同様フロウに乗せながら脚韻でケツにわかりやすいように落としていく。
1st.ラウンドラストの句潤のバース"太巻き"から巻かなくても「シラフで十分」とアンサー。

句潤は自分の色であるフロウでグルーヴを作り上げていく方向に持っていこうとするがいまいちグルーヴ感があらわれない。
1st.ラウンドで判定に納得がいっていなかったのか「実力でねじ伏せる」と宣言。

 

〔ACE〕
Representでも全然足りねぇ 字幕いらねぇ 俺規格外じゃね?
分かりますかな 俺なら03 東京 看板 ガンガン背負ってNo.1だ
アンダーグラウンドから判断
くらわせるだけだぜ審査員 いや いらねぇよ 審査させる訳じゃない
俺はHIPHOP 自分を信じて信頼

 

〔句潤〕
東京 東京No.1 確かにお笑いのな
芸じゃねぇ これMIC 魂をかけてる
テメェとは全く別次元
音楽 区別はしねぇが オメェの音楽 もちろん差別はするわ
俺のやり方とは違ぇ もっと出直してこい Mathafucka name

 

1:4、勝者ACE。

ここで終わるのはめっちゃもったいないですね・・・
ACEの細かく言葉を詰め込むスタイルに圧倒されたのか2nd.ラウンドは乗り切れていない感が目に見えてわかりました。
ACEのアーティストスタイルや楽曲のDisはなかなか突いている部分がありましたが、及ばずという結果でした。

ACEのスタイルは細かく詰め込む部分は変わらずでしたが、相手のフロウだけでなく自分からもフロウを作りにいっているのが新鮮でしたし"殻を破る"のが伝わってきました。

残念ながら句潤、またも初戦敗退です。
フリースタイルダンジョンのときに限って"らしさ"が発揮できてない・・・

紹介VTRに少し出てた"UMB2017 THE CHOICE IS YOURS"のmol53戦はマジでかっこよかったですよ。
個人的にはベストバウトに入るくらいの。

句潤の16小節のバトルは最高に心地いいですからね。

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