グルーヴ感のある楽曲が魅力的な個性派ラッパー空音の勢いが止まらない

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最近HIP-HOP界をにぎわしている空音。独特なリリックやフロウでリスナーを魅了させる個性派ラッパーだ。Instagramのフォロワー数は7万以上、YouTubeの公式チャンネル登録者数は10万人を超えで、若者から圧倒的な支持を得ている。

今回は、空音のプロフィールや魅力、YouTubeで聞くことができるおすすめ曲を紹介していく。

空音のプロフィール

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- ME - photo by @takeshiyao

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2001年生まれで、出身地は兵庫県の尼崎市。
小学生のとき習い事でダンス教室に入っており、HIP-HOPさまざまなジャンルの音楽を聴く環境で育つ。

高校2年からKREVAを聴いていたことがきっかけで、ラップ調の曲を作ることに興味をもつ。サイファーへの参加などを行い、ヒップホッパーとして活動する。

また、同時期に軽音楽部に所属し、ドラムを担当。クリープハイプやゲスの極み乙女。のコピーを演奏していた。
しかし、部活動はサイファーの方が楽しいという理由であまり行かなくなり、ヒップホップがメインの高校生活を送る。

2018年9月に第14回高校生ラップ選手権に出場。1回戦で敗退するも個性的なラップに多くの人から関心をむけられることに。

3か月後、YouTubeに「planet tree」をアップロード。おしゃれな曲調に幻想的なリリックが印象的な1曲は、楽曲レベルの高さから早耳なリスナーたちの界隈で話題になる。

高校在学中の2019年7月には1st EP「Mr.mind」をリリース。さらに、12月には初のアルバム「Fantasy club」をリリースし、Apple Musicの「ヒップホップ/ラップ」チャートで1位に輝いた。2020年2月に行われたファーストアルバムのリリースツアーでは全会場チケット即完売に。

今年の6月にはセカンドアルバム「19FACT」をリリースし、19歳という若さでメジャーデビューを果たした。

影響を受けたアーティストは唾奇、尾崎世界観(クリープハイプ)
クリープハイプが好きで、尾崎世界観がラジオDJを担当した番組で自身の楽曲が流れたとき喜びをあらわにしたツイートをしている。

空音の人気な理由

空音の勢いが今かなりあるが、彼の楽曲がなぜここまで人気なのだろうか?

いくつか理由はあるだろうが、
・前向きでファンタジー要素の多いリリック
・多彩なフロウ
この2つの要素が大きいと考えられる。

前向きでファンタジー要素の多いリリックが味わい深い

空音のリリックはポジティブでファンタジー要素が多いことが特徴だ。
空音自身が誰も傷つけたくないという想いで歌詞を作っていることが理由で、「Shine like you feat. NeVGrN」では「誰かを傷つけてまで 歌いたい事など無いから」と歌詞に綴っている。

「拝啓」では「まるで見えぬウイルスや自然災害 本当最低 こんな日 だけど生きてりゃ笑い話になる こんな日」とあり、今のご時世でも未来は明るいから待とうという想いを歌詞にしている。

「Love ya all」では「ささいな幸せにこぼれる笑みを忘れずに生きる」というフレーズが印象的で空音の明るく生きようという考えが伝わる。

ファンタジー要素が多い曲として挙げられるのが、「planet tree」。「planet treeがskyに横たわる夜 迂闊にも見落としたアダムとイブ」「Moonwalkするrabbit」など空想のものが歌詞にある。空音の世界観とジャズ調の音楽がマッチしてとても味わい深い楽曲だ。

 

多彩なフロウが心地いい

空音は多くののヒップホップを聴き、サイファーで活動した経験が多いためか、独特なフロウのある楽曲が多い。

「Brighter」は最初のバースがアップテンポでリズミカルなフロウになっているが、2回目のバースでは1つ1つの単語の語尾にスタッカートをつけたようなフロウに変化していて、空音の才能が伝わる曲となっている。

「Snow magic」もフロウが多彩だ。チルなメロディに対し、空音の口からは緩急のあるフロウが繰り出される。かなりスピード感のあるラップがとても心地いいナンバーだ。

空音のおすすめ曲

空音のおすすめ曲はたくさんあるが、今回はYouTubeにてフルで配信されている5曲を紹介。

Hug feat. kojikoji

空音の代表曲。リリックにエイリアンなどのファンタジー要素が入っている曲で、kojikojiのかわいらしい声と空音のメロウなラップが相性よく、心地いい曲となっている。

Girl feat. kojikoji

こちらもkojikojiが参加。男性の空音が書いたとはおもえない女性の気持ちを綴った曲でとてもかわいさあふれる1曲だ。

Fight me feat. yonkey

ライブで盛り上がる1曲になるのではないかと本人が言った曲。「年齢を経験値にしちゃダメだよ Lv100超えた自分に会いに行こう」などパンチラインが多い楽曲である。

Boi in luv(feat. NeVGrN)

やさしさのあるメロディーとリリックで、ファンタジーな要素もあるがどこか切なさもあり、エモい楽曲だ。

Room 103

空音の初体験を歌った曲。ポエミーなリリックにメロウなサウンドはとても19歳が作曲したとは思えない。

 

これからの空音に目が離せない

空音はHIP-HOP界隈以外からも注目を浴びている。今年7月1日にロックバンドのFAITHのRemix Collaboration企画で空音とコラボし、「19(空音 Remix)」がリリースされている。

現在はコロナウイルスの影響で参加できるライブはないが、無観客ライブを配信するなど活動を積極的に行ってくれるのでファンにとってはうれしい限りだ。今後もチェックしておきたいラッパーの一人である。

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