2013年に開催された戦極MC BATTLE 6章 黄金の春の陣。
優勝者は鎮座DOPENESSだが、そんな彼の準決勝の相手である黄猿とのベストバウト。
この動画で「鎮座やべぇー」となった方も多いのではないでしょうか?
鎮座DOPENESSは天性のフロウを持ち味とし、宗教とも称されるほど熱烈なファンを持つラップ界のレジェンドの1人。
今回はこのバトルのリリック書き起こしをします。
鎮座DOPENESS vs 黄猿【リリック書き起こし】
(出典:戦極MC BATTLE 第六章(13.4 .28)黄猿 vs 鎮座DOPENESS @BEST BOUTその1)
[鎮座DOPENESS]
この野郎 じゃんけんみたいにいかねぇぞ
スパッと試合は終わらす グーチョキパッパーラッパー
I'm DOPENESS TIME 黄猿さん足は大丈夫ですか?
ッタ スケートで転んだ 転んだんだったんだっだダバダバ
[黄猿]
足が痛いからさ どうにも俺は乗れない
重いギアの言葉 飛ばしながら
はめてたい 遊び出す 言葉は
いつも気持ちを 乗せるだけで歌い上げる
言葉とかもまた吐き出す
[鎮座DOPENESS]
ノリノリだ ノリノリだ いい感じだな
本当に俺ら 2人でテレビに MIC握りながらショータイム
こういう感じ 勝ち負けとか気にしないしとかなんとか
頭で考えながらば トップを走っちゃう俺様
[黄猿]
考える頭 あくまでダウナー
疲れちゃうからな 震わす体
頭はどうしよもない 適当に吐くだけ
また問題ない 相手が誰だ
バトルしても俺が勝つぜ 問題ない
[鎮座DOPENESS]
yeah yeah yeah 雰囲気加減
dab rhyme & flow 合わせながら びっくり箱
出てく次元が違うんだよ 分からすDOPENESS
入るとこ前で hi dee ho~
[黄猿]
俺が 気にせずにやるだけの言葉
どこでも吐くだけだろ この場 音が響かすだけで
また物語 storyまたstory
するだけの言葉 やるだけの動き
見せつける それだけ 俺は落ちるわけがいかねぇ
[鎮座DOPENESS ]
ペース乱す 落ちるとこまで落ちた方が
人生経験 いけいけ6年目 MCバトル 黄猿
このまま猿に収まる わけにはいかないだろう
[黄猿]
あぁそうですか 適当さ まぁ 言葉交わる
それじゃ消えろ ブラックアウト 殺伐なら言葉吐くな
頭こなしやります 輝きをさ求めてる
ステッキでもさ 歌えます
鎮座DOPENESS vs 黄猿【感想・解説】
結果、延長戦にもつれるのだが、両者即興とは思えないLIVEばりのベストバウト。
韻をそこまで踏んでいるわけではないが、フロウで会場全体を盛り上げる鎮座DOPENESSと的確なアンサーと安定したビートアプローチで王道の戦い方をする黄猿。
お互いに対するDisがほとんどないのも印象的で、心から音楽が好きな2人が気持ちよくビートに言葉を乗せている。
ほんとに中毒性が高いバトル。
YouTubeの再生回数が390万回(2017/11/14時点)を超えているのも頷ける伝説のバトルと言えるだろう。
次の延長はクラシックなビートに鎮座DOPENESSがどっぷり合わせて勝利。