RHYMEが「Not The Type feat.NINOCENCE」をリリース!女性の地位向上について歌う

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大沢伸一とのデュオRHYME SOや、ソロアーティスト、詩人、ソングライターとして活躍しているRHYMEがbpm plus asiaから「Not The Type feat.NINOCENCE」をリリース。前作「#meburn」と同様にギターサウンドが効いているが、琴の音なども用いられより怪しく神秘的な雰囲気の曲に仕上がっている。

RHYMEについての以前の記事はこちら

RHYMEがbpm plus asia第1弾シングル「#meburn」リリース

女性の地位向上や強さを表現した曲

▼ RHYME New Single 『 Not The Type 』
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▼ RHYME
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bpm plus asia

#meburnでは、音楽や人々の消費活動についての問題提起をし自己中心的な考えをやめることがその解決策だというメッセージを世に放ったRHYME。

今作「Not The Type」では、これまで男性中心の世界だった音楽業界でRHYMEが女性アーティスト/プロデューサーとして固い決意を持って女性の地位向上について歌っている。

特に「自分の行動により責任を持つこと」「音楽やセックスが消費されることに関
して」強いメッセージを込めており、あらゆる分野において女性の本格的な社会進出が目覚ましい昨今にふさわしい楽曲となっている。

こういった性差についての話題になると、「言うほど差別されてない」とか「これまでも女性アーティストなんてたくさんいたのに」という感想を持つ方もいるかもしれない。

たしかにこれまで多くの素晴らしい女性アーティストが存在してきた。しかし、プロデューサーやレーベル、賞レースなど決定権を持つ人はほとんどが男性だった。

数年前に#metoo運動が巻き起こり、どれだけエンターテインメント業界で権力を持つ人が横暴に振舞っていたかが明らかになったが現在でも完全に解消はされていない。

2019・2020年のジェンダーバランスについてまとめられている方がいたので、リンクさせていただいた。目を通していただければ最近世界の音楽業界になにが起きているのかがざっくり分かると思う。

また、日本から見ると大分男女差のないイメージである北欧でも音楽業界の性差をなくすためのムーブメントがある。

「Not The Type」は一聴するとセクシーな曲のようにも聞こえるが、これまでの常識が通じると思わないでとぴしゃりと一喝しているのだ。

性はだれかに消費されるものではなく、自分のもの。自分を表現するツールのひとつに過ぎない。

Who is NINOCENCE?

「Not The Type」で客演として迎えられているのは、ロサンゼルスを拠点に活躍しているデジタルアーティストのNINOCENCEだ。

彼女は歌手として活動しているだけではなくデジタルアート、CGや写真を使ったアートを生み出している。それ以外にも、フォトグラファーやクリエイティブディレクターとしての顔を持つ。今回も、ファッションデザイナーNUSIと協力してビジュアルを作り上げた。

曲中ではロシア語でバースを披露しており、神秘的な彩を添えている。

RHYMEの公式サイトも2人のデジタルアートが前面に出ているが、これもNINOCENCEの手によるものだろう。

www.rhyme-records.com

画面下部のハートには、とある仕掛けが含まれているので曲を気に入った人や、2人のファンはアクセスしてみて欲しい。

この印象的なアーティスト写真は、今年の初めにLAで撮影されたものだそうだ。

バブルマスクを被ったRHYMEは、ヒーローでもあるし見方を変えればヴィランにもなる。

自らの意志をアートに昇華するアーティスト

RHYMEは、確固たる自分の考えを持ったアーティストだ。

様々なアプローチをしているが、「自分の意志を持って他者を理解する」という伝えたい本質の部分は変わらない。

前作「#meburn」のようにヴィジュアルリリックビデオが作られる可能性もあるので、今後もチェックしつづけよう。

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