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DJ BEERTがTysonとCz Tigerを迎えた「Trash Talk」をリリース!

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DJ BEERTはDJ、トラックメーカー、映像クリエイターとして広く活躍している。音源やライブ、クラブシーンなどでも活躍しており、HIPHOP好きにはお馴染みの存在だろう。

『THE DOCUMENTARY』以来6年ぶりに新作EPを発表することが発表された。タイトルは「2020」で、サウンドも参加アーティストの面々もまさに「今」な曲だ。その中から「Trash Talk Tyson & Cz Tiger」のMVが制作された。

「Trash Talk Tyson & Cz Tiger」は自身が監督を務めた作品

DJBEERT-2020-COVER

「Trash Talk」は、下らない話・たわいない会話・からかうような発言という意味だ。

EPリリースと同時にMVが公開されたこの曲も、2人のMCがFlammableのビートの上でとりとめもない意味のない会話をする。

DJ BEERT自身が監督を務めたMVでは、山手線の高架下や地下スタジオが舞台になっている。

Cz Tigerはおなじみのパープルドリンク(コデインカクテルとも)を飲んで、ボールアウトに興じる姿が映っているが、彼がリーンを頻繁に用いるのには理由があるようだ。

クラブチューンというよりかは、「凡百のラッパーのリリックはトラッシュだ」とmumbleラップへの皮肉が込められているようにも感じる。

実際、「2020」にはこれ以降濃い楽曲が続く。そういえばTrash Talkには「試合前のビッグマウスやフカシ」のような意味もあるのだった。

「2020」は中身の濃いEP

DJ BEERT New EP『2020 』

1. Trash Talk feat. Tyson & Cz Tiger
2. 善と悪 feat. Eric.B.Jr.
3. Asobi feat. BOOF BOYS
4. Hand Down feat. IO & Zeus

各種配信はこちら

「2020」は全4曲と曲数が多いわけではないが、個性の立った粒ぞろいのEPだ。

残りの曲もご紹介していこう。

善と悪 feat. Eric.B.Jr

大阪のEric.B.JrがMCで参加した「善と悪」は彼らしいリアルなハスリングライムが光っている。

お前の世界 俺は無理だよ

答えがない 生まれた地球上/

しのぎ合い 惨めな気持ち

未だ運んでる XXXX

どこか「Easr Side」を思い出させるような世界観だ。

若い世代の活躍が目覚ましい日本語ラップだが、Eric.B.Jrもまだ10代。独特の言葉選びのセンスはそのままに、スキルは目を見張るスピードで上がっていっている。

現在消息は分かっておらず逮捕されたなどの噂もあるが、またたくさん彼の曲を聞きたい。

Asobi feat. BOOF BOYS

BOOF BOYS(BFN DWELLS. BFN TOKYOTRILL. Rikw. u.t.k . Knot Fiz)が参加した「Asobi」は、重厚なストリングスから曲が始まる。

この音楽はクソ楽しいけど 遊びとはマジ遠い/

バックミラー映る景色 夢の世界

磨くこと続けなけりゃゲトれない/

上がるため下掘ってく 衝動

外の世界じゃ起きてる暴動

BOOF BOYSは東京都足立区のMOBBで、フッドを歌った「ADACHITOWN」でその名を広く知らしめた。

Hand Down feat. IO & Zeus

最後の「Hand Down」では、KANDYTOWNからIO、Yellow Diamond CrewからZeusが客演で参加している。

羽もがれた雛鳥は 飛ぼうとしたり

懲りず絶えずに悪あがき

抱えてウップウップ 都会の病

口にチャックしてラップ  それもしょうがない/

この街じゃ誰もきれいなままじゃいられない

だけど死ぬ時に自分の道を誇りたい

忘れないでいて欲しい 人生は素晴らしい

誰にだって邪魔させるなお前の向かうその道

東京に生まれ育ってきた2人が、これまで見てきた様々なことを包みこんで明日に向かう少し切ないハートフルな曲だ。

本当に様々なことがあった2020年だが、暖かい日差しが指すような日々が訪れてほしい。

ちなみにIOとZeusはこれまで何度も共演しているので、過去作もチェックしてみてもよいだろう。

「2020」は音源もMVも見逃せない

「2020」は新進気鋭の若手から、すでにプロップスを集めているラッパーまで豪華な顔ぶれがそろったEPだ。

前作「THE DOCUMENTARY」リリース時のインタビューで、「今後はクラブでかけられるような曲を作っていきたい」と語っていたが、まさにその通りではないだろうか。

1曲1曲が個性豊かでパンチが効いているが、全曲聞いてもそれほど時間はかからないのでぜひ全編通して聞いて欲しい。

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