MIC WARsって知ってます?
フリースタイルダンジョンが火付け役となりMCバトルブームが到来したのは当ブログをご覧いただいている皆様はご存知でしょう。
UMB、KOK、戦極MCBATTLEをはじめとするフリースタイルバトルはいわずもがな老若男女誰でも参加型の勝ち抜きバトルです。
流れたビートに合わせ即興でラップし、勝敗を競うバトルです。
今回ご紹介する「MIC WARs(マイクウォーズ)」とはMCバトルとは少々違い、与えられたテーマとビートに合わせ1バース1フックの楽曲を作成し、競い合うものです。
実に画期的なこの「MIC WARs(マイクウォーズ)」について今回フォーカスをあてたいと思います。
MIC WARs(マイクウォーズ)とは?
2017年8月から開始されたDJ Cereblo主宰の新しい音源バトルのWEBサービス。
MCバトルブームが巻き起こっている中、J HIP-HOPに新たなムーブメントが起ころうとしています。
MIC WARsは与えられたテーマとビートに合わせ1バース1フックの楽曲を作成し、その楽曲をネット上の投票形式で競い合う音源バトルです。
(出典:【MICWARs】制作陣コメント【CM】)
"現在のシーンに埋もれている人たちがこのサービスを利用し、どんどん挑戦し、世に出てくればいい。"
そんなコンセプトでアーティストはもちろん、シーンを盛り上げる未だかつてない新サービスです。
公式サイトから抜粋してご紹介します。
ルール
1.参加者は性別・年齢・キャリア全て不問
2.与えられたビートに合わせ1バース(16小節)1フック(8小節)で楽曲を作成
ビートのダウンロード&エントリーは公式サイトから行えます。
3.2ヶ月間の投票数が最も多かった人が優勝
報酬
累計TOP4まで報酬があります。
1位・・・フルバースでの楽曲配信権及びカラオケ(JOYSOUND)配信権の獲得。
2~4位・・・1バースの楽曲配信権及び2位〜4位でのマイクリレー楽曲配信権及びカラオケ(JOYSOUND)配信権の獲得。
楽曲のテーマ
当ページ執筆時はシーズン3真っ只中です。
シーズン1・・・「LOVE」「LIFE」の2つ。
シーズン2・・・「LOVE」「LIFE」の2つ。
シーズン3・・・「LOVE」「LIFE」の2つ。
現在までは「LOVE」「LIFE」の2つのみです。
シーズン12までは継続予定なので春夏秋冬のように次シーズンからはアッパーなビートが合うテーマも出てくるかもしれませんね。
ビート
2つのテーマそれぞれに別ビートがあります。
ビート提供者は・・・・・・
シーズン1
DJ PMX
LostFace
シーズン2
Yuto.com
I-DeA
シーズン3
DJ PMX
観音クリエイション
レジェンドに巷をにぎわすトラックメイカーに豪華すぎることになってます。
投票方法
ページトップから「LOVE」「LIFE」について作成された楽曲が見れるようになっています。
「イイネ!」とか「この人応援する!」とか「この曲やべぇ!」と思った方は下図画面右側に水色で囲った"Props"というボタンがあるのでそこを押せば投票完了です。
Propsボタンを押すには無料会員登録が必要で24時間に1回までとなっています。
シーズン2までは無料会員登録が必要なかったのですが、不正が云々と多少騒ぎになったための是正だと勝手に解釈しています。
2017年8月からスタートし、サービスも始まったばかりなのでルール等々より公平で公正なものにアップデートはされていくかと思います。
歴代チャンピオンの音源
シーズン1・2の歴代のチャンプのエントリー曲のご紹介です。
「LOVE」「LIFE」の計4曲です。
シーズン1
emotion/焚巻 & RAIZEN
(出典:【MICWARs】RAIZEN&焚巻 【Soldier】 シーズン1『LOVE』)
時空の庭/FUZIKO & MC Mystie
(出典:【MICWARs】FUZIKO&MCMystie【Soldier】 シーズン1『LIFE』)
シーズン2
ごめん、凄い好き/FRANKEN
(出典:【MICWARs】FRANKEN【Soldier】 シーズン2『LOVE』)
気持ちひとつ/大<オロチ>蛇
(出典:【MICWARs】大《オロチ》蛇【Soldier】 シーズン2『LIFE』)
感想
バトルMCはバトルで名前を売ってプロップスを大きくしていき音源を出すという一般的な流れがあるのに対して、MICWARsでは音源がスタートでバトルをし、名前を売るといった形式となっています。
非常に画期的で素晴らしいシステムだと思います。
しかも、MCバトルとは違い、ネット上でのバトルで顔出しも不要になってくるので"チャレンジ"というハードルは低いかもしれません。
その反面、MCバトルはフリースタイルダンジョン、UMB、KOK、戦極といったイベントが後ろ支えとしてついているのでプロモート力は半端じゃないです。
勝ち上がり、名前を売るのは至難の業ですが、勝ち上がって名前が売れる威力は莫大なんですよね。
対照的にMICWARsでは優勝して最強トラックを手に入れてからのマーケティング力が要になってきます。
両方に共通して言えることは「プロップスがやっぱり大事」ということです。
バトルでつくプロップスはスキルがあるからこそですが、やはり勝つ条件としての大きなひとつです。
MICWARsではシーズン1・2までは確かなラッパーが1位を飾っていますが、プロップスが多い面々です。
参加は老若男女問わずですが、やはり無名だと勝てないでしょう。
一番怖いのがプロップスありきで勝負してくるスキルのない人です。
Youtuberが1企画として「MICWARsにエントリーしてみた」と動画をアップし、何百万人も持つチャンネル登録者に動画 & SNSでアピールし、プロップスボタンを押してもらうよう促すと間違いなく上位に食い込めたりすると思うんです。
こんな例も出てくると思うんですよね。
レジェンドのビートが泣いちゃうぜっ!!!
真面目にやらなかったら運営もトラックメイカーさんもビートくれないと思いますけどね。
なので、私のような小物が言うにはおこがましいですが、今後、世に広げ、幅広くMICWARsを展開していくにはまだまだ課題がありそうです。
しかし、バトルブームがフックアップしてMICWARsを引っ張っていくようになればシーンにもさらなる追い風が吹くかもしれませんね。
当ページを見てエントリーする気になった方はコソッと教えてください。
聴きにいきますっ!