CHOUJIがビートメイカーB.T.Reo 440とのジョイントEP「KITAZAWA」をリリース!

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沖縄・石垣島出身のラッパーCHOUJIと、東京都西多摩を拠点に活躍するラッパー/ビートメイカーのB.T.Reo 440が”ジョイント”EP「KITAZAWA」をリリースした。

ビートを送ってから1週間足らずで作られたという本作だが、聞いてみるとそのクオリティに驚かされる。

CHOUJI

CHOUJI

CHOUJIは沖縄を代表するラッパーの1人、石垣島出身で17歳からは沖縄本島を拠点に移している。

地元沖縄へのリスペクトが込められた人間味あふれるリリックに、地元沖縄を中心に全国にファンが多い。

先月リリースされた「No Woman No Cryfeat. ネーネーズ 」はBob Marleyの同名曲を沖縄的解釈で表現するという試みで注目された。

MVも沖縄のもーあしびー※と現代的なパーティーの対比がユニークだ。

※海辺や野原で男女が輪になって三線を弾いたり踊ったりして交流すること。主に戦前までの沖縄本島などで広く行われていた慣習。

Twitter:@098chouji
TuneCore

B.T.Reo 440

B.T.Reo 440

元祖家系クルー「嗚呼」のラッパーや、ビートメイカーとして活躍。

これまで多くのラッパーへの楽曲提供やリミックスを行っており、自身の楽曲を使ったビートプレイも注目されている。

横田米軍基地近くの嗚呼ハウスは有名だが、オリジナルな文化の西東京で培った音楽的センスを武器に国内外で広く活躍している。

2019年にはアメリカのレーベルからアルバムをリリースし、JOURNAL STANDARDのCMにも楽曲提供を行った。

Twitter:@btreo
Instagram:b.t.reo440
Link tree:b.t.reo440

沖縄と西東京のバイブスがジョイントした『KITAZAWA』

 

各種配信&ストリーミングはこちら

01. KITAZAWA
02. 鳴らし続けよう
03. lifestyleなら良いさ
04. 美学磨く
All lyrics by CHOUJI
All Produced by B.T.Reo 440
Mixed by B.T.Reo 440 & CHOUJI
Mastered by Zipsies
Art works by nibuco

沖縄のCHOUJIと西東京のB.T.Reo 440、この2人が組むことは文化的に異なるバックボーンを持つもの同士のクロスオーバー的な印象を持つかもしれない。

しかし、沖縄・西東京ともに大きな米軍基地がある。特に基地周辺の街はアメリカ風で、それに伴った異国情緒とその土地が織り交ざった独特な文化が根付いている。

遠い距離を隔てた二人だが、それぞれのhoodにどこか通じる部分があるのかもしれない。

01. KITAZAWA

EPのタイトルにもなっているKITAZAWAは、元日本代表の北澤豪をネームドロップした曲だ。

北澤豪がサッカー選手として活躍した80年末から90年代と、1985年生まれのCHOUJIの幼少期からこれまでの半生を重ねたリリックが印象的だ。

若くして1番の夢をかなえるスポーツ選手と、年齢を重ねる中で自分の道を見つけていくCHOUJI。

自分なりの高み、深みを目指すための羽は、我々も持っているのかもしれない。

02. 鳴らし続けよう

2021年5月にCHOUJIは新型コロナウイルス陽性となった。

コロナ禍において社会風刺や自身の心境を描いた曲は多くリリースされてきたが、まさに本人が罹患した様子が描かれている楽曲は珍しい。

熱が出て出演が決まっていたイベントをキャンセルせざるを得なかったこと、家族への心配、色々な情報に振り回される様子、幸いにして治癒に向かったものの味覚・嗅覚障害が残ったことを赤裸々にリリックにしている。

過酷な状況においても、「踏んだり蹴ったりフローするライミング」などリアルを歌詞にするヒップホップのユーモアが生きているのがCHOUJIらしい。

最後のお祈りのような音声は、映画「赤ひげ(黒澤明)」からのサンプリングだと思われる。

03. lifestyleなら良いさ

3曲目の「lifestyleなら良いさ」は、地元でHIPHOPを生業にする人間の覚悟が描かれている。

「2本とって左右パンふった~」は、ステレオで音の鳴る位置が変わったことだろう。

「映画ハッスル&フローみたいな感覚」に出てくる『Hustle & Flow』は、2005年の映画だ。

主人公はラッパーになる夢を抱いていたものいつしかプッシャーと女衒で金を稼ぐようになっていった。

キーボードを手にしたことをきっかけに、再びヒップホップへの炎を燃やす。

1番目に家族と仲間
2番目に金稼がなきゃ
順番とかうるせえ、その時その時
譲れねえ時もある

というhookは、個人的に本EP全体を通して一番好きなパンチラインだ。

全編を通してブルース感のある渋さが魅力的だ。

04. 美学磨く

ラストの『美学磨く』は、ハスリングライフをリアルに描写するところから始まる。

ここで出てくる「美学」は世間的に正しいとされているものではなくても、自分が大事にすることに尽力すること、しがらみが面倒な世界だからこそ流されない柱が必要なことがリリックで描かれている。

ギターサウンドとシンセサイザーが効いたビートは80年代的で、CHOUJIの声と合わさることでこれまでにないロックHIPHOPチューンに仕上がっている。

上辺に流されないために自分を鼓舞する姿は、ラッパー以外の人にも広く共感を呼ぶことだろう。

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