3rd Seson Rec6-3はLick-G、スナフキン、MEGA-Gの3人から構成されているチーム「スーサイダーズ」の挑戦だ。
みなチャレンジャーとしてダンジョンに挑戦しているがモンスターに敗れている。
今回は復讐が目的で来たという3人。
豪華なチャレンジャー達はどんなバトルを繰り広げてくれるのだろうか。
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モンスター vs スーサイダーズ(2on2)
1stステージは2on2。
ラウンド1は先行モンスターサイプレス上野 & DARTHREIDER 、後攻チャレンジャー スナフキン & Lick-G。
DARTHREIDERは今回も隠れモンスターとして登場。
スナフキンとLick-Gのコラボには期待大。
*DARTHREIDER
特攻覚悟で来てるのを 見つめてるけど 自殺はダメ
絶対ダメ 死んだらダメ
生きて次の戦いに挑め
*サイプレス上野
負け犬 負け犬 来たな負け犬
お前 便所で
優しくしてくるとか言ってんじゃねぇよ
ダースが今回もスーサイダーズ=自殺者というチーム名に反応し命の尊さを説く。
*Lick-G
逆にここで負け犬を見た
俺は病み過ぎの家政婦のミタみたいに
このステージにリベンジしに来た
リベンジ ここで俺のゲージ
ここで揺らすぜ in to be raging
*スナフキン
リベンジ 眉間にしわ寄せながらも 真剣に
人選にビート上 便箋にハメてるビートのwave
また ビートの上に乗せる言葉だけで それで有りだぜ
差がつきすぎ ゆっくり歩きましょうか?
Lick-Gがさ上の負け犬というワードに対して「負け犬を見た・家政婦のミタ」と独特の韻を踏み、
スナフキンも「リベンジ・真剣に」とLick=Gから繋いで韻を踏みつつ、「差がつきすぎ ゆっくり歩きましょうか?」と挑発。
*サイプレス上野
ゆっくり歩くどころか
マジでLick-G どこに行ってるか全然 分からない
あの時のバトルもやったけど
お前 全然 俺の顔見て会話してくれねぇの悲しいよ
*DARTHREIDER
負ける理由が1つあるとすれば
目と目を見る事すらも出来ない
相手をちゃんと認めない奴には
HIP HOPは絶対に勝利を与えない
さ上とダースは共に韻もフロウもなく、パンチラインらしいDisも吐けていない。
1バース目に続きこのバースも不発。
*Lick-G
サ上さん 逆に悲しいよ
あん時より俺スキル伸びた また1歩
そんな感じでも また一方的にディスる事もなく
俺のリズムキープをしっかりと聞きな 馬鹿が
*スナフキン
コイツのラップは一方通行
HIP HOPをずっと実証しながら ミッションコンプリート
任務遂行 地下の排水溝
ビートの上だけ全て また吸い込む
Lick-Gが「悲しいよ・また一歩」「聞きな・馬鹿が」と二人へのアンサーを返しながら韻を踏み、スナフキンがリックの「一歩」から「一方通行」「HIPHOPを」などケツに固い韻を確実に繋げてくる。
*サイプレス上野
吸い込むかもしんないけど
今 お前らが自殺するなら ちょっと俺達 手伝うよ
お前を楽にしてやんなきゃ2人とか
ジャイアンまだ出てこないの何?
*DARTHREIDER
自殺させる上野
それを俺は後で蘇生させる『Resurrection』
結局は生かす為に殺す それがHIP HOPスタイル
スナフキンに教えるぜ
サ上の自殺援護→命の尊さを問うダースの蘇生といったおもしろい流れだが、いまいちパンチもなく、アガらない展開
*Lick-G
HIP HOPスタイル そんなTeacherだけども 俺Student
だけど格好良いじゃん
だから まるで俺はファッションリーダーかってくらいに
このスキル また磨いた
*スナフキン
アイツがリーダー もしくはHipper
俺ならば もちろん純度100Freedom
Big up 今 自画自賛 磨きな
以外 rough 美学 distance We are
Lick-Gもスナフキンもフロウがやばい上に、リックがアンサーを返し、リックの発したワードから確実にスナフキンが韻を踏んで繋ぐのを徹底している。
特にスナフキンの最後のバースは恐ろしい完成度。
リックもライム読みをしており、さすがと言わざるを得ない。
クリティカルヒットでチャレンジャーの勝利。
漢 a.k.a GAMI vs Lick-G
2ndステージは1on1。
ラウンド1は先行、漢 a.k.a. GAMI、後攻 Lick-G。
*漢 a.k.a. GAMI
はい ザコ認定
あそこにいるよ そっくり人間 マジで瓜二つ
唯一無二 はい 勝つのも無理に決まってんだろ
テメーがLick-G ビックリするか
それとも とっくりを付けてないと意味ねぇ
どんぐりの背比べだ テメーらなんかは
MEGA-Gがダンジョン初挑戦の時、漢に放たれたフレーズ「はい ザコ決定」を今回もLick-Gに放つ。
「あそこにいるよ そっくり人間 マジで瓜二つ」スナフキンとMEGA-Gのことだ。
確かにそっくりすぎる!
また漢にしては「認定・人間」「無二・無理」「びっくり・とっくり・どんぐり」とかなり韻を詰め込みの調子の良さを感じる。
*Lick-G
どんぐりの背比べじゃなくて見せてくのはTakeだぜ
そんな感じ これは 1Take 2Take 3Takeって行くまでに
低空飛行で踊る このスタイル
こういうビートの乗せ方が出来ない奴が
マジでこの2016年じゃなくて2017年 生き残ってる事がありえない
アンタのラベンダー カレンダーは ここで枯れるんだよ
リックも高速フロウで場を沸かす。
カレンダーというのは漢の「毎日パンチライン」
Lick-Gにプレゼントしたようだ。
*漢 a.k.a. GAMI
タカタカタカティーリリリリリリリリリリ
お前 そんな意味ねぇよ
誰が1回な お前聞いても分かんない 凄いだけ
凄みだったら 俺の方があるぜ
脂身かもしれねぇ 俺なら漢 a.k.a. GAMI
何度も言うぜ 何となく吸えば分かるだろLick-G
今日も俺はブリブリ
漢がリックの真似をしたのは会場も沸いた。
「誰が1回な お前聞いても分かんない 凄いだけ」と一回り年の離れたリックにリスペクトを送る。
「凄みだったら 俺の方があるぜ」。
これは間違いない。誰もあんたの凄みには勝てない。
*Lick-G
今日はブリブリ
だけど速攻で仕掛けてく俺のライム
缶ビール飲み干して それは漢
スティーブ・オースティンみたいな感じ
叶えるHIP HOPドリーム
そんな感じで計画実行しながらも ここで また物腰
入れながら 高投資 誇り持ちながら またも踊り 戻り 埃落とし
スティーブオースティンはアメリカ出身の元プロレスラーの俳優で漢に雰囲気が似ている。
こんなマニアックな人物を即興で出てくるのはすごい…笑
それにしてもライムがハンパじゃない。見るたびに強くなっているのがゆうに伺える。
*漢 a.k.a. GAMI
ラベンダー カレンダー ざけんな
お前にも ちゃんとやったろ俺のカレンダー
もしくはスナフキン
いや いや違うよ 今日は
使い終わったナプキンの一緒だ あんな奴は
だけどな MEGA-Gとやりたかったリベンジ
だけども代わりに コイツLick-Gをリンチにしてやるぜ
それかテメーの奥歯抜いてやる
俺のこのペンチで
スナフキンがさっきからとばっちりでDisられまくっているのが個人的には笑う。
漢のライミングの手数が半端ない。
「リンチにしてやるぜ それかテメーの奥歯抜いてやる俺のこのペンチで」の部分も漢らしくてかっこいライム。
*Lick-G
アンタがそう漢さんの紙ナプキン
だけどコイツは消えてくぜ神隠し
そんな感じバリアフリー I got hate in my heart,Do it
その画角で見せてく スキル
あみだくじみたいに
そこで俺が この後の展開どうなるかを 全て決める
宝くじ また買っちゃう 楽に
そんな感じ 楽に落とす このラップ Shit
「紙ナプキン・神隠し・my heart,Do it・あみだくじ・宝くじ」
これほどハイレベルなライミング即興でできるのはリックしかいないのでは。
恐ろしく強い。
4:1でチャレンジャーLick-Gの勝利。
リックの総合スキルが高すぎるだけで漢もかなりいいライミングを繰り出していた。
漢 a.k.a GAMI vs Lick-G(2nd.ラウンド)
ラウンド2は先攻 漢 a.k.a. GAMI 後攻 Lick-G。
*漢 a.k.a. GAMI
どうした? 弱気じゃねぇかLick-G
俺が その年の頃は もっとイケイケでゴリゴリだったぜ
ブリブリでもな
ゆっくりと乗っとけ ナイスLiLyさん
LiLy Stopだぜ マジでスキップしたいぐらいに
俺はHappy だけど はっきり言うぜ
今日は本領発揮
「弱気じゃねぇかLick-G俺が その年の頃は もっとイケイケでゴリゴリだったぜ」とリックのDisの軽さを指摘。
*Lick-G
本領発揮 この神憑った このライミング
だから またも漢 a.k.a. GAMIばかり言ってるだけ
ならば勝てないぜ あるぜ タネと仕掛け
そんな感じ また進化系のスキルでまた見せてく
アンタが俺の頃 イケイケ ブリブリ ノリノリ
そういうのマジでこりごり
リックもスタンスは崩さない。
自分はスマートに最新のライミングやフロウでいくぜとアンサーを返す。
*漢 a.k.a. GAMI
ブリブリ ノリノリ こりごり 嘘つくんじゃねぇよ
お前ほっといたら どうせ ×コンプラ×
みたいに なってるんじゃねぇかって 心配だ
心電図 止まらせてやるよ
今日は心配だね
お前なんかよ
×コンプラ× 吸ってた あのマブダチを思い出すよ
お前のこんな飄々とした姿
ガリガリ ブリブリどころか
紗里よりも お前はガリガリ
マジでさっぱりしろよ もっと
恐ろしいほどコンプラな話。
アングラでイケイケすぎる漢さん。
「ブリブリ ノリノリ こりごり」から絶対「ガリガリサリ」のくだりが出ると思った笑
(出典:9SARI HEAD LINE #番外編Vol.3「加藤紗里が9sari スタジオに相談しに来た。」)
*Lick-G
だけど すでに停止してる 漢さんの心電図
それか白い粉がついたキーケースかもしれないな
アンタのライブすらも
俺が即興でダイブしてやる
まるで サイドマイクみたいな役割かもしれない
それでも 俺なりの このスキルを見せたい
そんな感じで見せてく 勝利の女神の店選び
こういうラップじゃ イケてない
神がかってるライミング「停止してる・心電図・白い粉がついてるキーケース」からの連打。
漢の発した心電図というワードを抑え、コンプラナなワードも放り込み、しっかりフロウに乗りながら韻も踏んでいる。
*漢 a.k.a. GAMI
確かにイケてない だけどお前に教えてやるよ
イケイケでブリブリどころか
お前 今イケてるとか言って 最新とか言って
進化系どころか お前は死んでるぜ
そういう奴は大体消えてった
もしくは捨ててやろうか アイツが言ってたみたいに
掃き溜めのクソ はき違えんじゃねぇぞ クソ
1on1で負ける訳ねぇ
負け犬らしく吠えとけよ ワンワンと
「最新とか言って進化系どころかお前は死んでるぜそういう奴は大体消えてった」の部分では長年HIPHOP界の第一線で活躍してきた漢だからこそ言えるDis。
*Lick-G
負ける訳がないって言いながら俺が4対1の展開になってる
この展開 見解はない
だから限界ねぇ ここで高見 目指せ
Day by day,Say My name
What is the gasp? Wake and breakeしてるかもしれねぇが
またも生産性高めるライム
すみません 俺が勝っちゃう すみません でも吸うかも
だけど ここは二度と俺は通過点としての場所
詰めこむライムの量が尋常じゃない・・・
結果は4 対1でチャレンジャーリックの勝利。
これで2ndステージは突破。
モンスター vs スーサイダーズ(3on3)
3rdステージは3on3。
先攻はモンスターT-Pablow、DOTAMA、CHICO CARLITO 。
後攻はMEGA-G、スナフキン、Lick-G。
*DOTAMA
スーサイダーズの臭いラップを止めちゃう俺がうるさい奴
滑舌卓越してるけど アンタ あくせく やりすぎだボケ
*CHICO CARLITO
あくせく しかも 踏み込んでくぜアクセル
つまり俺達の方がノンブレーキ
スナフキンさん 今日俺達が打って変わってゴルゴ13
ドタマらしい「スーサイダーズの臭いラップを止めちゃう俺がうるさい奴」という挑発的なDis。
*スナフキン
まだ引きずってんのCHICO 正直ダサい
まぁいいけど 言葉で全然来ない
俺のライムは天然素材
*MEGA-G
天然素材 厳選しとくぜオーライ
いつも通り全然来ない
お前はチコカリ いやザコカリ
いつも通り 俺は遊びゃあいい
スナフキンの「全然こない・天然素材」のライムは沸いた。
チコに対してアンサーもしっかり返す。
メガジーも「素材・オーライ」からの固い韻の連打でつなげる。
*T-Pablow
そうそう チコカリ 分かるかな?
俺らの方がラップ上手い事分からす
お前のフロウが流行ったの3年前
お前古すぎDubとか 残念だね
*DOTAMA
お前もばっちりR-指定の事 引きずってただろうが
ヨーダのようなフォースの使い手でシスをぶっ殺す
パブロがメガジーをDisる。
「お前のフロウが流行ったの3年前 お前古すぎDubとか 残念だね」
時代遅れだと伝えたいようだ。
ドタマはスターウォーズワールドへ。
*スナフキン
マスターコア マスターヨーダ
×コンプラ× のまずまずのフロウじゃ
勝てないとこは即興のライムだけで ぶち込む 砕くWord up ヴァイブス
*Lick-G
やめときな 手の合図 結局ヘボライム
何?残念だっていうライムを読まれてる Pablowくんが一番残念だ
スナフキンも「マスターコア マスターヨーダ まずまずのフロウじゃ」とスターウォーズに絡めてDisる。
*CHICO CARLITO
いらないぜ手の合図 ビートの上でカテゴライズ
分かってないの そっちの方
ザコ決定って言われてたよ 漢さんに
いや いやまだ ほらザコ決定
4と8を読めてないって
*T-Pablow
そうそう くだらないライム読み
俺ら盛り上げるマイクOnly
リックはライム読みが得意だが、モンスターは「ライム読みできてない、くだらない」と一蹴。
「ザコ決定」というワードでMEGA-Gがカブセなのか、小節間違いなのか、小節無視の言葉吐きが。
*MEGA-G
だからそう 前ころり もろに飛ばしてくFollow me
俺ら落とし込みと いつも通り このビート
ほら また地獄に放り込む
*スナフキン
放り込む ロンリコ balling gone お利口か?
民法のポリゴンじゃ無理
*Lick-G
そしてまたForty fourじゃなくて
コイツらは汚すぎる Glory hole
メガジー、スナフキン、リックジーが連携して「放り込む・ロンリコ・ballimg gone・お利口・ポリゴン・Forty four・Glory hole」とライムを連打。
最後のリックジーの「Glory hole」なんかはセクシャルスラングで意味がわかるひとは少ないと思うが実はとんでもないDisだったりする。
結果はクリィティカルでモンスターの勝利。
メガジーのカブセ、小節間違いか、それともビートアプローチか、クリティカルではないのでは?というのが私感だった。
今回はリックやスナフキンのフロウが抜群に炸裂していた。
それにしても続々と名だたるチャレンジャー・リベンジャーが出てくる。
次回の放送、次回のRecも楽しめるな展開に期待だ。
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