フリースタイルダンジョン シーズン4 Rec5-1。
歩歩の挑戦は1st.ステージで輪入道に敗退となりました。
>フリースタイルダンジョン 歩歩vs輪入道 カオスな試合展開ワロタ
歩歩に続き、2人目の挑戦者はD96。
戦極MCBATTLEを中心に現場でよく見ることになった新星。
スタイルはオーソドックスではあるが、一番魅力的なのはグルーヴ感のあふれたフロウ。
基本スキルも高く、ビートアプローチ、ライミングはもちろん選ぶワードがいちいちCOOLな印象。
BOZ、ハハノシキュウと共に戦極MCBATTLE主催フリースタイルダンジョンチャレンジャーズカップに出場したMCの一人。
BOZに惜しくも決勝で敗れ、2回戦ではハハノシキュウを下しました。
BOZとは何だったのか、フリースタイルダンジョンチャレンジャーズカップとは何だったのか・・・
それは置いといてD96の初戦の相手はFORK。
2代目モンスター襲名以降未だ無敗。
Rec4では登場がなかったので今回は早めのお出ましですね。
それではD96の挑戦にフォーカスをあてます。
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FORK vs D96(1st.ラウンド)
FORKの"F"サインを表しながら登場。
ひっくり返せばサ上の"上"サイン。
D96は深々と頭を下げ、FORKをステージに迎え入れる。
先攻D96、後攻FORK。
[D96]
ここじゃ要らないガイド本
拳よりも握るのはMicrophone
最高峰 I don't know
FORKの強さ俺は知らないぞ
今日も会場盛り上げてここまで来たって事
どこまでいけるかの挑戦
俺の翼でFly どこまでもHigh
問いかけた What is your happiness?
[FORK]
はっきり言って俺もお前の事は知らねぇ
だがな 余計な情報はいらねぇ
俺が知りたいのはお前に本当に知るだけの
価値があるかどうかだ
分かるか?どっちの勝ちかじゃねぇ
どっちに価値があるか
分かってる奴はそこを見てるはずだ
上辺じゃねぇ 底だ 証明する言葉
ここが 俺の仕事場だ
D96、ビートの真っ向勝負のHOOKをサンプリングからスタート。
その後の小説の間に挟まれる「HAHA」「HEHE」のつなぎがビートとばっちり合ってめちゃくちゃカッコいい。
さらに「今日も会場盛り上げてここまで~」のところでアップダウンなフロウで変化をつけビートアプローチをする。
「俺の翼でFly どこまでもHigh 問いかけた What is your happiness?」は自身の楽曲「What is happiness ??」にインスピレーションづけるフレーズですね。
(出典:D96 × Waff / What is happiness ??)
対するFORKは「~~~知らねぇ。」と相手が作り上げたバースを無しにし、持論を説くスタイル。
母音踏み、子音踏みが散りばめられるラインにはスキルだけでなく説得力があふれていて、こうなったらもう無双です。
[D96]
Nothing a key 何だっけ?涙流してGAME
負けた時だって勝ち負けよりも考えた幸あれ
それだけでしょ 幸せを掴みに行く為に
俺はMicrophoneここで持ってる
保ってる自分のフロウ ここまでもフロウ
俺はいけるぜ 証明するだろう
I'm D96 今日もD最高潮 億万の細胞
才能はないけど俺は最高
[FORK]
全く入って来ねぇよ こいつの話
客は棒立ち まるでカカシ
見てるとなんだか俺の方まで悲しい
お前はまだまだ剥けてない蛹
形より中身 人は鏡 見据える高み
ヘッズは興奮して前屈みだよ
見た目じゃねぇ 俺は中身がオリジナル
俺が勝ってまた深夜2時になるぜ
D96、相変わらずカッコいいワードを並べカッコいいラインに仕上げ、自身のスタンスを吐露。
短い持ちバースの中、1バース目とはまた違ったフロウでビートアプローチし、これもまた最高にCOOL。
しかし!!!
またも「全く入って来ねぇよ こいつの話」と仕上げた1バース分をFORKに一小節で蹴飛ばされる。
ここからはFORKの独壇場。
「客は棒立ち まるでカカシ」会場の様子を表し「見てるとなんだか俺の方まで悲しい」哀れに蔑む感情を表し「お前はまだまだ剥けてない蛹」まだまだ成長過程だと揶揄。
全部ケツは3文字踏み。
さらに連打です。
「形より中身 人は鏡 見据える高み」
とどめの「ヘッズは興奮して前屈みだよ」
SURRY戦での「火曜の夜は俺のラップ聴いてシコる日だ」を思い起こさせるフレーズ。
>フリースタイルダンジョン FORK「韻を踏むためにラップすんじゃねぇ 言いてぇ事をラップして踏むんだよ」
最後は追い討ちで時計見ながら「俺が勝ってまた深夜2時になるぜ」と番組構成まで意識した締め。
マジで無双すぎます。
会場からもバトルが終わるや否や「やばいやばいやばいやばい!」と漏れるほど。
結果5:0、FORK文句なしのクリティカルです。
しかし、D96、落ち度が全くないんですよ!
呂布カルマもTwitterで「D96も相手が悪かっただけ」と言ってましたし。
FORKの「~~~~知らねぇ」で相手を説くスタイルをさらに上回れるような説得するか、その説得力を上回って仕掛けるかしないとマジ勝てないですね。
2代目モンスター、輪入道といい、呂布カルマといい、FORKといい、一個一個の壁が分厚すぎます。
ともあれD96、また成長してダンジョンに現れるかもしれないですね。
ICEBAHN愛がすごい
煽りVTRの中でICEBAHN3人が揃って取材受けてましたね。
本当にそれぞれのメンバーがそれぞれをリスペクトしながら誇りを持っているんだなーと改めて実感させられました。
玉露「ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けないようにFORKは俺とKITでしか磨けない」
KIT「FORKがよく「姓はICEBAHN」要所要所で言ってくれてて、あれは玉露のリリック。それぐらい(ICEBAHNを)大事に考えてくれてるんだなって思ってます」
FORK「俺の負けはICEBAHNの負けだと思ってるし、いつか負ける時が来るんだろうけど」
玉露「来ないよ」
グループ愛というか高みに登っているメンバーそれぞれが固い決意と熱い誇りも持っています。
少しグッと来たっすね。
果たして、FORK無双はいつまで続くのか!!
今後も目が離せませんね。
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