フリースタイルダンジョン ラスボス般若に到達!パンチラインフェチズの猛攻!

MC battle


フリースタイルダンジョン Rec5-2

パンチラインフェチズが抜群のコンビネーションを繰り広げ、個人のスキルも思う存分に発揮!

そのパンチラインフェチズは、昨年の「UMB GRAND CHAMPIONSHIP2016」を制覇したNAIKA MCをリーダーにして結成され、崇勲、TKda黒ぶちを擁するレペゼン群馬の実力派チームだ。

 

1st.ステージは2on2形式。
漢a.k.aGAMIとサイプレス上野に崇勲とTKda黒ぶちの布陣でクリティカルヒットで快勝!

TKda黒ぶちの高速フローに崇勲を乗っける短い小説での攻撃が圧巻の試合。

 

続く2nd.ステージでは、隠れモンスターのFORKと1on1。
ライムのFORK、バイブスのNAIKA。
大激戦の末、NAIKA MCが勝利。

 

このバトルでのFORKのライミングは玄人ならではの連打で正直震えあがった。
さすが、ライム至上主義。
まだ踏む!!!?ってくらい踏み続ける韻とそれでも繋がる理路整然とした文脈にアガるどころか「すげぇ・・・」って呆然するレベルだった。

勝利をして一息つく間もなく、高次元のバトルへとパンチラインフェチズは進んでいく...

今回は続くパンチラインフェチズの快進撃にフォーカスしたい。

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モンスター vs パンチラインフェチズ(3on3)

3rd.ステージは3on3。
対するモンスターは、DOTAMA、T-PABLOW、CHICO CARLITOの3人。

栃木出身のDOTAMAが
「北関東の山猿共 俺 北関東だけど山猿じゃないよ~」
と冒頭で挑発!

群馬と茨城の比較論で勝負を持ちかけつつ、足を引っ張っているとNAIKA MC揶揄する。

 

NAIKA MCはDOTAMAを山猿ではなく「学校のセンコー」みたいと冷静にアンサー!
そこに崇勲は「本当に見えてない」「眼鏡かけてるくせにさ」と煽る。

 

2ターン目、T-PABLOWが内容重視のパンチラインフェチズに対し、フロウがないとディス!
そこにCHICO CARITOが絶対に勝ってみせるという自身の気持ちをライム。

 

そこに「CHICOはいらないと思っているよ」と、ここでもまたNAIKA MCが冷静かつ熱くディス!
「コンビネーションがない」「コンビニみたいに安っぽい」と崇勲、TKda黒ぶちが怒涛のボディブロウを放ち、安定したコンビネーションを繰り広げる。

シメには「俺は足を引っ張らねぇ」とNAIKA MC。
冒頭のディスに対してここでアンサー!

 

3ターン目、DOTAMAが単純な韻を踏んで、コンビニエンスなラップをしているのはどちらか?」とアンサー!
クレバーなDOTAMAのラップが冴える。

 

しかし、その後モンスターチームのストーリーテーリングが空回りしてしまう。
そこにつけ込み、コンビネーションが大事とTKda黒ぶち。

結果はチャレンジャー、パンチラインフェチズの勝利。
なんと1st.ステージ同様、クリティカルヒットで快勝!

R-指定 vs TKda黒ぶち

1on1ルールで3本勝負2本先取戦。
R指定とTKda黒ぶちの殺し合いが始まるまでの間、2人の睨み合いがとにかく激しい!

ビートが流れる前の時点で既に手に汗握るバトルが始まっていた。
(口迫歌合戦の時のSIMON JAP VS GADOROの時はもっとヤバかった…笑)

UMB2013のオープニングゲーム以来の2人のバトル。
このオープニングゲームでは延長含む3戦の末、R指定の勝利だった。

 

後攻を選んだTKda黒ぶちに対し、早速にR指定がドヤ顔で後攻とか格好良くねえ」とディスし、
黒ぶちの眼鏡を「単なる伊達眼鏡」と揶揄。

 

それに対し、TKda黒ぶちは「伊達」ダブルミーニング的に活用。
「(眼鏡は)伊達じゃねえぜ」「スキルは伊達じゃなぇ」と非常にクレバーなコンボ!

さらには伊達→駄目のライムを使い、R指定を返り討ち。
シメにはCreepy Nuts「何が助演男優賞?」→「未来予想図」の音源を引っ張ってきてからの、内容を「被害妄想」だと煽る

Creepy Nuts(R-指定&DJ松永) / 助演男優賞【MV】

Creepy Nuts(R-指定&DJ松永) / 未来予想図 【Lyric Video】

さすがR指定。
ダンジョンが終わっても「何があっても突き進んで行くって話」だということをアンサーし論破を狙うが、TKda黒ぶちは曲をがっつりと聴いた」上でディスしていることをライムし、ファンみたいなもんだ」とR指定へのリスペクトをみせる。
(筆者はこういうディスりつつ褒めるスタイルが大好きだ。)

高速ラップを得意とするTKda黒ぶちはラップのスピードを落とし、スローなフロウでR指定にマイクを渡す。

負けじとR指定も卓越したフロウで応戦しつつ、TKが早口のカラクリを使っているとディス。
ちなみに「早口のカラクリ」は焚巻戦でも使われたフレーズだ。

 

ここから、前にもR指定に言われた過去の話だとTKda黒ぶち。

「未来予想図なのに過去の話」「俺はやってるぜフリースタイル 瞬間の話」
とボクシングで言うフックを2回連続ヒットさせるぐらいのパンチラインを決めた。

さすが、パンチラインフェチズ!半端ではない!
ラウンド1は3対2の接戦でTKda黒ぶちが先取した。

R-指定 vs TKda黒ぶち(2nd.ラウンド)

続く第2ラウンドも、後攻はTKda黒ぶち。
第1ラウンドの最後に出た相撲を例えにしたネタに絡め、R指定は相撲ネタで攻撃開始。

「土俵際」「往生際」というライムも貫禄の安定感。

白熱したバトルで汗をかくR指定を「タオル セコンドに投げられているようなもんだぜ」と、相撲→格闘技の流れでTKda黒ぶちが応戦

これもまた絶妙な切り抜け方!
そして、ラスボスの般若と戦うことを望んでいると熱い気持ちをバシバシと打ち込む。

R指定も負けずに「10年前と同じスキル」とアンサー!
この時、10年前に2人が出会い、こうしてフリースタイルダンジョンで息を飲むようなライムをぶつけ合っていることに私は感動を覚えた。

 

両者一歩も譲らない中、R指定が「パンチラインフェチズ」なのに「パンチラインがビシッと来ない」と煽る!
最後まで安定のライムを打ち続けたR指定が第2ラウンドを制した

R-指定 vs TKda黒ぶち(3rd.ラウンド)

運命の第3ラウンド!
50 CENT「I Get Money」が鳴る。

50 Cent - I Get Money

ラストステージへの切符がかかったラウンドの緊迫感が漂う。

第3ラウンドも後攻はTKda黒ぶち。
第2ラウンドに出た「アポロ」という言葉を拾い、「アポロ13」は過去の話で「お前の方がしてんじゃねぇか過去の話」とR指定は「未来予想図」へのディスに対するアンサーをここで展開!

さらにポルノグラフィティの「アポロ」へと言葉を展開させる。
「僕らが生まれてくるずっと前からもう」「アポロ」のリリックを引用するところが、いかにもHIPHOP的!

 

即座にこのリリックが頭に浮かぶR指定の頭の回転の早さはモンスターの中でもズバ抜けているだろう。
R指定が優勢かと思われたが、その後も怯むことなく応戦するTKda黒ぶち。

 

どちらも一歩も譲らなかったが、結果、TKda黒ぶちが勝利!

ラスボス般若のステージにバトンを繋いだ。

 

特に、ロリコンだとディスするR指定に対し、バチバチの激戦の中にもかかわらず、「俺は熟女好き」と冷静かつユーモアのあるアンサーを軽やかに高速ラップするTKda黒ぶちが面白くもあり、非常にかっこ良く感じられた。

 

ここのロリコンのくだり、前のバースのR指定のコンプラに引っ掛けたわけだが、おそらくこのコンプラ「過去の栄光」→「狩野英孝」だろう。

とにかく、パンチラインフェチズはここまで大健闘した。
大きな拍手を送りたい!

 

類まれなるコンビネーションでモンスターのチームワークを崩した
3rdステージのモンスターチームは、コンビネーションが足りず、CHICO CARITOをはじめ、それぞれのラップを個々で繰り広げていた印象だ。

 

モンスターの個の力がそれぞれ高いため、非常にもったいないのではないか。
そこに冷静に対処できたパンチラインフェチズの大勝利は必然だった。

また、4th.ステージのTKda黒ぶちは圧巻だった。
あんなカッコいいTKda黒ぶちはみたことがない!
そしてラスボス戦にはリーダーのNAIKA MCが登壇するとのこと!

次回が楽しみでならない。

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