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R-指定とDOTAMA 2人の因縁の軌跡を綴る

投稿日:2017年12月6日 更新日:

フリースタイルダンジョンの初代モンスターとして看板を背負ってきたR-指定とDOTAMA。

過去のUMBでの対戦もあり、DOTAMAがフリースタイルダンジョンに挑戦者としてきたときは"因縁の対決"と表現された。

 

もうヘッズの皆様ならご存知かとは思いますが、今回フリースタイルダンジョン年末特番として第2回のモンスターズウォーが開催されることとなり、改めて2人の軌跡を振り返ってみたいと思います。

昨年末にAbemaTVで放送されたフリースタイルダンジョン口迫歌合戦ではDOTAMAがR-指定に吐いたラインで"お前の暑苦しい三文芝居 コイツと僕は3勝2敗"とあったが、その通りでその口迫を含め、現在6戦中、R-指定が4勝、DOTAMAが2勝となっています。

 

では、この6戦振り返っていきましょう。

R-指定 vs DOTAMA(UMB2011)

UMB GRAND CHAMPIONSHIP 2011。
2人の因縁はここで火ぶたが切られました。

 

昨年の口迫歌合戦でDOTAMAがR-指定に"お前見た目 俺にあの2011年EXILEの2軍って言われてディスって気にしてるから"と吐きました。
これもこのUMB2011のバトルから吐かれたラインです。

神のいたずらかこのカードが1回戦で実現されてしまいました。

 

優勝候補R-指定に対するは激戦区東京から這い上がってきた最強の曲者DOTAMA。
両者いずれも晋平太の首を狙って這い上がる準備は万端でした。

この勝負ではR-指定のライムやDisがDOTAMAにうまく揚げ足を取られ一旦引くも、R-指定も当時一番売りだった高いライミングスキルで返す高度な試合でした。
しかし、最後の2小説で「そんなEXILEの2軍みたいな格好してたら NY行ってもプレミアに100万のビート貰えないよ!」とDOTAMAがDisり、これが会場に刺さりDOTAMAの勝利となりました。

2人のドラマの第1話はこれが始まりでした。

R-指定 vs DOTAMA(UMB2013)

UMB2012ではDOTAMAは栃木予選でベスト8止まりとなり、対照的にR-指定は優勝しました。

そして、2013。
ドラマの第2話です。

 

2人は順調にピラミッドの上へとのぼり続け、決勝で戦うこととなります。

準決勝でR-指定はJAG-MEを下し、DOTAMAは2012でR-指定と優勝を争ったmol53を下して決勝は最高のプロローグのもと始まりました。

 

延長2回にわたる勝負を制したのはR-指定でした。

 

初戦ではR-指定は昨年DOTAMAが本選に上がってこれなかったことを痛烈にDiSり、かつ持ち前のハイレベルなライミングスキルを繰り出す。
DOTAMAはR-指定に対し、UMB制覇したのにアーティスト活動として幅が広がってない・R-指定がテレビ出演したことを揶揄するといったDis。
刺し合いのバトルで勝敗はつきませんでした。

 

延長1回目ではUMBでのし上がってきたが故、倒してきたMCたちの屍を弔うとの議論、何年にもわたるUMBへの雪辱、また映画の話をもとに繰り広げられるライミング合戦とバラエティに富んだ話の展開でした。
この勝負も甲乙がつけ難く、再び延長戦になりました。

延長2回目。
第2話のクライマックスシーンです。

DOTAMA発信の"幽々白書"関連のキーワードから約半分の2バースまでこのキーワードでワード引用やライミングを入れ込んで、かつ文脈を崩さず対話していく高度なバトル。

決勝まで進み、8小節4本勝負を3回繰り広げる中、体力は消耗しきっているのにお互いが1歩も譲らず、スキルも落とさず行われた勝負は圧巻そのものでした。

最後の最後に放ったR-指定のバースに詰め込んできた思いがスピットされ、勝負はつきました。

臭いモンにフタ しても
確かに明日開けられるんだ
俺も晋平太に負けてまだ勝ってねぇ
ほんでオマエにも負けてまだ勝ってない
東京のMCに負けるのはゴメンや
その言葉そっくり そのまま返すぜ
俺は二軍じゃなく今や一軍
プレミアのビートなしでも作るクラシック

2年越しのアンサーを返し、軍配はR-指定に上がりました。

 

そんなEXILEの2軍みたいな格好してたら
NY行ってもプレミアに100万のビート貰えないよ
(DOTAMA-UMB2011)

 

俺は二軍じゃなく今や一軍
プレミアのビートなしでも作るクラシック
(R-指定-UMB2013)

R-指定が見事2年前の雪辱を果たし、UMB2連覇を達成しました。

これで両者は1勝1敗です。

R-指定 vs DOTAMA(UMB2014)

第3話、一年越しのUMB2014。
この年も両者は本選まで勝ち上がってきました。

 

これでR-指定は激戦区UMB大阪予選を5連覇という偉業を果たしています。

そして、未だ誰も成し得なかったUMB本選3連覇の偉業を狙いにいきます。

 

さすがに、アニメのようにはならず、この年は決勝ではなく、2回戦で両者があたることになります。
本選から勝ち上がって二人が当たること自体がすごいですが。

 

会場の熱気は二人の登場から最高潮へと盛り上がっていました。

観客も両者もボルテージはマックスだったことでしょう。

 

初戦はDOTAMA「MC KREVA 今日から俺が基準 撤回させてやる それが理由」とR-指定がUMB2012のウイニングラップでスピットしたフレーズに関したラインを引用。
奇しくも当時は"KREVA"の"基準"という音源から放ったフレーズだったが、この年R-指定はKREVAのB-BOY PARK3連覇に並ぶ、MCバトルの大会を3連覇する偉業を果たそうとしていた。
そこにも掛かっているところが美しい。

 

対するR-指定も「アルバムも出した ツアーもやった ワンマンもやった 去年お前が出した弱点全部クリア もうないだろ? 付け入る隙は」と前年DOTAMAに放たれた「R君は確かにMCバトルの申し子 でもミュージシャンとしてはトーシロー」というラインへのアンサーを吐いた。

 

この勝負は延長。
因縁の対決でどちらも優勝候補。
簡単には勝負は割れません。

 

延長戦1回目はハイスピードなフロウ勝負。
その中にもバトルの本質であるDisや自身の想いが込められた熱いラインが織り込まれ白熱の勝負となりました。

R-指定「1回戦で2回も負け それで2回も優勝して そうやって俺は0から1までピラミッド上を登るだけ!」
DOTAMA「確かに3連覇は凄いけど ギャグラップが頂点になる方が絶対スゲぇんだ!」

 

 

フロウに寄りがちなビートでも、このように互いに熱いラインをスピットし、ここでも勝負はつきませんでした。

判定は観客:R-指定、陪審員:DOTAMAにあげ、再延長に突入です。
会場のボルテージも上がる一方です。

 

 

延長2回目。

次は先ほどのビートとは違い、スロービートが選ばれDOTAMAはそれに合わせフロウし、R-指定にむさくるしいと見た目Dis。
これにそっくりそのままR-指定がフロウを合わせ、同様に見た目Disをし、そんなん誰でもできるわ!と切り捨てます。

2バース目にもDOTAMAにはこれといったパンチがなく、DOTAMAが放った言葉にR-指定がしっかりアンサーし、R-指定が勝利しました。

 

なんというか、この勝負は紛うことなくあっさりとR-指定に軍配が上がった印象です。

これで2人の勝負はR-指定2勝、DOTAMA1勝となりました。

 

 

このUMBでR-指定はバトルからの引退を発表し、以降バトルの現場に出てくることはありませんでした。
3連覇を狙う当時は観客もまわりも敵に見え、プレッシャーや苦悩、孤独を感じ、精神的な体力は消耗しきって試合の後日盲腸にもなったそうです。
そのため身体と精神がもたないと悟ったということです。

 

そんな1面は"刹那"で歌われていました。

(出典:Creepy Nuts(R-指定&DJ松永) / 刹那 【Lyric Video】)

 

 

ここで2人の物語は終わりかと思いきや・・・

R-指定 vs DOTAMA(フリースタイルダンジョン)

その翌年2015年9月フリースタイルダンジョンの放送が始まりました。

無敵のフリースタイラーR-指定はラスボスまでの道を塞ぐ鉄壁の初代モンスターとしてUMB2014引退後、再びMCバトルをすることになります。

 

番組放送約半年、2016年2月、そこにチャレンジャーとしてDOTAMAがあらわれます。
DOTAMAはモンスターT-Pablow、サイプレス上野、ACE(隠れモンスター)を倒し、ラスボス般若直前、再びR-指定と因縁の対決が行われました。
>フリースタイルダンジョン DOTAMA VS R指定 リリックと解説

 

1ラウンドは3:2でDOTAMA。
次の2ラウンド目でR-指定にクリティカルで敗北となってしまいました。
詳細はお手数ですが上のリンクからお願いします。

これで過去4戦中、R-指定3勝、DOTAMAが1勝。

 

 

この3ヵ月後、CHICO CARLITOと共にDOTAMAはモンスターとなる。
因縁の2人が同じチームとなる構図となった。

R-指定チーム vs DOTAMAチーム(モンスターズウォー)

同じモンスターというポジションになった2人の勝負は終幕を迎えたと思ったが、まだ物語は終わっていませんでした。

 

2016年7月特別企画「モンスターズウォー」が開催される。

初代モンスター6人(漢 a.k.a GAMI、サイプレス上野、DOTAMA、R-指定、CHICO CARLITO、T-Pablow)をリーダーに、選び抜かれた凄腕ラッパー12人と3人編成のチーム戦が繰り広げられることとなった。

 

R-指定はKOPERU・HIDADDYとのチーム。
DOTAMAは掌幻・DragonOneとのチーム。

 

この2チームが見事決勝まで上り詰め、再度R-指定(チーム)とDOTAMA(チーム)で優勝を争うこととなった。

3on3だからか、このときはあまり因縁に触れられることはなく、2人に執着する特にはない。

結果、DOTAMAチームが優勝。
今までの雪辱は晴らしたが、チーム戦がゆえ、何だか、因縁という視点ではしっくりこないがともあれ2人の戦跡はこれでR-指定3勝、DOTAMA2勝となった。

R-指定 vs DOTAMA(口迫歌合戦)

この2人の因縁、いつまで続くのか・・・
もう書くの疲れてきました・・・

 

モンスターズウォーの約半年後。
2016年末特番「フリースタイルダンジョン東西口迫歌合戦」が開催されました。

 

ご存知かとは思いますが、東軍・西軍に別れ10対10のさながらNHK紅白歌合戦のような構成で開かれました。

概要はこちらから↓↓
>フリースタイルダンジョン 紅白より口迫歌合戦っしょ!対戦カードがスゴすぎ!!

 

前半、東軍超優勢で後半までにおおよその勝敗がついてしまうのかといった展開だったが、後半、西軍のCIMA、ERONE、GADORO、呂布カルマの援護により西軍が持ち直し、R-指定とDOTAMAの大トリまで、まだどちらの軍が勝つかわからないといったドラマチックな展開となった。

再び因縁の対決。
会場もボルテージが加速していきます。

「Rー!」「DOTAMAー!」という歓声の中、軍の命運がかかった火ぶたは「DJ SN-Z かませー!」とUZIさんによって切られました。

 

R-指定「用意しろ 救急車に担架 DOTAMAまた負けにきたんか?」
DOTAMA「皆見飽きてるこの試合 何で投票で選ばれたかわかるかい?俺が君に勝つのを皆みたいからだよ!」

 

このような因縁を映すフレーズもあればDOTAMAはR-指定(Creepy Nuts)の音源「合法的トビ方ノススメ」をサンプリングし、R-指定が太ったことに対しDis。
R-指定も「あーDOTAMAの代表曲がなかった何にも思い出されへん お前ヒット曲がない」と攻防が繰り広げられる。

 

1ラウンド目は3:2でDOTAMAの勝利。

ここで、なんと東軍65・西軍65ポイントとポイントが並ぶといった奇跡が起きます。

 

 

2ラウンド目はモンスタートしての立ち位置のディベート。

R-指定「お前人気あるのにダンジョンでいつも負けてケツ拭くの全部俺じゃ!」
DOTAMA「(R-指定が)「一番手出たくないっすねー」とか言ってるじゃん 代わりに行ってやってる」
R-指定「一番手で行ったら全部クリティカルヒットで終わるから」

 

4:1でR-指定の勝利。
ここで東軍66・西軍69ポイントとファイナルラウンドでDOTAMAが4ポイント以上とらないとならない状況になる。

番組での実績からロジカルなアンサーを返したR-指定に軍配が上がった結果となる。

 

運命のラストラウンド。

緊張と興奮の織り交ざった妙な雰囲気な会場。
UZIさんの声で会場は怒号のような歓声に包まれ始まります。

 

R-指定「せっかくの舞台なのに俺の見た目ばっかDisってんな!ボロボロのジジイになってもラップやってるんで」
DOTAMA「お前見た目俺に2011年EXILEの2軍って言われて気にしてるからずっとその格好してるだけじゃないんですか?山田孝之の劣化版」

ここでUMB2011、2人がはじめて戦い、DOTAMAの勝利に繋がったラインが出てきます。

 

R-指定はこの「山田孝之」を拾い「このクエスト ダンジョン完走」「凶悪のピエール瀧みたいにお前の人生終わらせたるわ」。
このテクニカルなラインに対しDOTAMA大きな返しが出来ず、UMB2014のよう尻すぼみで敗北を喫す事となりました。

 

4:1でR-指定の勝利。
そして、西軍の勝利となりました。

2人の戦跡はこれでR-指定4勝、DOTAMA2勝となりました。

 

そして、2017年7月初代モンスターは引退。
2代目モンスターへバトンが渡されました。

これで2人の歴史にピリオドがつけられた。

 

 

 

 

と思いきや、2017年末特番で第2回モンスターズウォーが開催されることになりました!!!

・・・いつまで続くねん。笑

>フリースタイルダンジョン年末特番モンスターズウォーの詳細をできる限り書く!

 

詳細はまた追っかけていきます。

かみんぐす~ん。

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