フリースタイルダンジョンやUMB、KING OF KINGS、戦極MCBattle、THE 罵倒、BAZOOKA!!!高校生RAP選手権など、今や空前のMCバトルブームとなっている日本語ラップ界。次々と新星が現れており、MCバトルから大きく生活が変化するラッパー達が増えていることも事実ですが、やはりHIPHOPを堪能したいならLIVEや音源も重要なポイントの一つ。特にLIVEはアーティスト側にとって、いつまでも緊張する瞬間であり、プロモーションを越えたリアルな一面を感じてもらう絶好の空間でもある。
そんなアーティスト達のLIVEを一番近くで支えているのはライブDJ(バックDJ)。CD音源にはない現場でアレンジされたトラックを作り出すのが彼らの役目でもあるが、今回は人気ラッパー達を支えるライブDJ(バックDJ)陣をピックアップしてご紹介しよう!
人気ラッパーのライブDJ陣はめちゃめちゃ凄い!
DJ松永(Creepy Nuts)
フリースタイルダンジョンでもお馴染みの凄腕MC、R-指定とCreepy Nutsとしてタッグを組むDJ松永。実は、Creepy Nutsとして本格的に始動する前まではHilcrhyme(ヒルクライム)のTOCの専属DJとしてLIVEに帯同していた。17歳からDJとして活動し、19歳の時には世界一のDJを決める大会"DMC(DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIPS)"に出場。また、2016年のDMC JAPAN FINALでは準優勝、2017年は3位入賞とターンテーブリストとしてかなりの実力を持つ男だ。もちろん、DJとしてだけでなくトラックメイカーとしての顔もあり、サンプリングセンスも一級品。未だに童貞らしいが、R-指定とのコンビは出会うべくして出会った...と言えるかもしれない。
(出典:DJ 松永 3rd place - DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIP 2017 FINAL supported by Technics)
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DJ YU-TA
フリースタイルダンジョン初代モンスターDOTAMAのライブDJを務めるDJ YU-TA。彼もまたターンテーブリストとして"DMC(DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIPS)"や関東のターンテーブリストNo.1を決める"AUTO BAHN CHAMPIONSHIP"にも参戦しており、ターンテーブリストとしても注目を集めている逸材。また、ジャニーズ顔負けのイケメンなのでもしかすると女性ファンが多くいるかも...?SNSもやっているが素性をあまり公開しないため、謎多き人物でもある。
(出典:DOTAMA ✕ 「図案」 ZUAN HISTORY 60th Movie「図案~create the future~」)
DJ威蔵(DJ IZOH)/SUPER SONICS
ソウルフルな歌とラップで個性を出すTARO SOULと2012年からSUPER SONICSとしてタッグを組むDJ威蔵(DJ IZOH)。日本語ラップ好きの方ならご存知かもしれないが、2012年のDMC世界大会(DMC World FINAL)シングル部門で優勝し、見事世界チャンピオンになった経緯がある。ちなみに、2005年に3位、2011年には2位と世界でもその実力は神の領域に達していたため、優勝も時間の問題だったと言えるだろう。説明するよりもジャグリング然りスクラッチテクニックが凄すぎるので映像として堪能するといいかもしれない。ちなみに釣りがめちゃくちゃ好きらしい。
(出典:DJ IZOH (Japan) - DMC World Champion 2012 EXCLUSIVE!)
PACHI-YELLOW
IDA WORLD FINAL負けました。。
色んな感情が湧き出て落ち着かないけど、負けは負け。
現実を受け止めまた1から出直します。応援して頂いた皆様、サポートして頂いた皆様、クラウドファンディングで支援して頂いた皆様本当にありがとうございました!!
そして家族とメンバーに大感謝!!Dziękuję!! pic.twitter.com/vDaFUYqQms
— PACHI-YELLOW (@pachiyellow) December 3, 2019
2017年から晋平太のライブDJになったPACHI-YELLOW。2008年からDMCにチャレンジしており、これまで4度もファイナリストになった経歴を持つ(DMC DJ CHAMPIONSHIP JAPAN)。個性的なテクニックを持つDJ IKUの影響でDJを始めたこともあり、エンターテイメント性に溢れた技術は多くのファンを虜にしている。
(出典:Portablist Meeting in TOKYO ( DJ IKU , DJ KATO-P , DJ PACHI-YELLOW , DJ 1,2 , DJ MURAMATSU ))
熊井五郎
KREVAのライブDJとして知名度のあるMPCプレイヤー&ビートメイカー"熊井五郎"。DJはもちろん、何と言ってもMPCプレイヤーとしての実力は日本一とも言っていいほどであり、2010年に行われたMPCバトル"GOLDFINGER'S KITCHEN"BEATCROSS部門で見事優勝を飾った。これをきっかけに、KREVAの楽曲制作やライブDJを任されることになったとも言える。ちなみに、DMC世界チャンプ"DJ威蔵(DJ IZOH)"とユニットを組んだが、世界レベルのテクニックは圧巻の一言。まだ見ていない方は要チェック!人気急上昇R&BシンガーSIRUPのサポートも務めている。
HIRORON
KEN THE 390のライブDJとしてだけでなく、サウンドエンジニア、ライブマニピュレーターとして三浦大知やLEADといったアーティストに帯同するHIRORON。裏方に徹するだけでなく、松本人志もラップしたことで話題を呼んだタウンワークのCMにもKEN THE 390、サイプレス上野と共に出演している。また、MPCプレイヤーとしても実力があり、熊井五郎とコラボしたショーケースは見応えあり!
(出典:熊井吾郎&HIRORON Part1)
DJ SN-Z
フリースタイルダンジョンのバトルDJを担当していたDJ SN-Z。ハマの大怪獣ことMACCHO率いるOZROSAURUSのDJとしても知られているが、実はDMCと肩を並べるDJの世界大会"Red Bull Thre3Style"にも出場しており、2016年にはジャパン・ファイナリストとしてDJ YOU-KIやDJ HI-Cと共に日本代表の切符を争った。ちなみに、DMCにも挑戦しておりシカゴ大会では2年連続ファイナリストに(2002、2003年)。今最も脂が乗っているDJの1人でもある。
(出典:OZROSAURUS - Episode 2 - SN-Z (DJ))
ロベルト吉野
サ上とロ吉でお馴染み、サイプレス上野のライブDJを務めるロベルト吉野。彼もまたターンテーブリストとしての実力を備えており、2015年にはDMC JAPAN FINALまで上り詰めた。ハードコアやロックテイストの選曲と会場を沸かせるぶっ飛んだパフォーマンスに定評があるが、これを真似できるのはいないと思われる...。特に2009年大会は怖いくらいだ。
(出典:09 DMC JAPAN FINAL DIGEST)
DJに注目してアーティストLIVEを楽しめ!
今回は、人気ラッパー達を支えるライブDJをご紹介したが、ターンテーブリストやMPCプレイヤーの他にクラブDJとしてレベルの高いDJは多く存在する。AK-69は名古屋を代表するDJ RYOW、フリースタイルダンジョンのラスボス般若はDJ FUMIRATCH、レペゼン相模NORIKIYOはDJ DEFLO、日本を越えて人気のKOHHは理貴。アーティスト側のパフォーマンスを堪能するだけでなく、後ろで音を奏でるDJ達にも注目してライブを味わうといいだろう。
DMC JAPAN DJ CHAMPIONSHIP 2017 FINAL DVD
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