2020年10月20日、YENTOWNから、MONYPETZJNKMNが新作EP「Gimme Da Dope 」をリリースした。今回のEPは、Chaki Zuluによる"良"を除いた全ての楽曲をU-Leeがプロデュース。
客演としては、kZmが「How Many」に参加しており、YouTubeでは、10月20日19時に「How Many」のミュージックビデオが公開された。
MONYPETZJNKMN「Gimme Da Dope 」収録曲
- Gimme Da Dope (Prod. U-Lee)
- いい調子 (Prod. U-Lee)
- 良 (Prod. Chaki Zulu)
- How Many feat. kZm (Prod. U-Lee)
- Good Day (Prod. U-Lee)
MVでは、MonyHorse、PETZ、JunkmanとkZmの4人が個性あふれるファッションでとてつもないカッコよさ。YENTOWNに所属する4人による楽曲にもはやハズレはない。
今回新作EPをリリースしたMONYPETZJNKMNだが、彼らは出身地も地元も年齢も異なる。個性的なメンバーが集まるYENTOWNの中でも独特のアイデンティティを持つ彼らMONYPETZJNKMNについて紹介していこう。
MONYPETZJNKMNとは
MONYPETZJNKMNとは、MonyHorse、PETZ、Junkmanの3人で構成されるクルーの名前。
2015年にMONYPETZJNKMNとして活動を始めた。初めて3人が一緒に集まったのは、KOHHの家。その当時はKOHHの家をスタジオとして使用していたこともあり、よく集まっていた3人。そこで仲良くなり、楽曲制作を行っていた。
EPを出すときに3人の名前が必要になり、3人の名前をくっつけたMONYPETZJNKMNが誕生。
2017年5月にはMONYPETZJNKMNとして初のアルバム「磊」をリリースした。三つの石を一つにした「磊」という名のアルバムは、多くのヘッズを唸らせた。
3人はそれぞれにソロでも活動している。ここからは、一人一人紹介していく。
MonyHorse
フィリピン生まれ東京都北区王子育ちのラッパー。KOHHの幼なじみで、2012年にKOHHと発表したミックステープで注目を浴びました。
MonyHorseが初めて世に出た作品「We Good」
「We Good」は、MonyHorseがKOHHに教えてもらいながら作った楽曲で、
KOHH:『今日何があったの?』
MonyHorse:『こうこうこうで、昼に髪切りに行って……』
KOHH:『それでいいじゃん。それを韻踏んで言えばいいだけ』
MonyHorse『あ、じゃあ韻踏みまーす』
という感じで完成した楽曲がこちら
2019年にソロアルバム「TBOA JOURNEY」をリリース
2019年には、MonyHorse自身初となるソロアルバムをリリース。
このアルバムは、客演にSANTAWORLDVIEW、Young Cocoなどが参加し、MonyHorseの多彩なヒップホップセンスに多くのヘッズが魅了された。
このソロアルバムはMonyHorseの知名度を上げることにもつながりこの勢いそのままにMonyHorseは多くの客演に呼ばれるようになった。
PETZ
YENTOWNの中心メンバーで、タイの人気ラッパーYOUNGGUの楽曲「 SHIBUYA FT. FIIXD, YOUNGOHM, DIAMOND, & PETZ」に客演として参加し、YouTubeでは現在6000万回以上も再生されているなど、絶大な人気を誇っている。
それだけでなく、アメリカの兄弟ヒップホップユニットRae Sremmurdの初来日公演のオープニングアクトに抜擢されるなど、国境を超えた活動を展開している。
1stアルバム「COSMOS」をリリース
2019年には、PETZの初アルバムとなる「COSMOS」をリリースした。
このアルバムに収録されている12曲の楽曲の中でPETZのソロはたったの4曲。
その他の8曲には、すべて客演を迎えている。客演には、同じくYENTOWNに所属するkZmやAwichを始め、OZworld a.k.a R'kuma、そして親友のタイ人ラッパーYOUNGGU、Jin Dogg、さらに88risingに所属しているMaSiWeiなど豪華すぎるメンバーが集まった。
アルバムの最後に収録されている「Blue feat Jin Dogg」はJin Doggのhookのメロディは一度聴けば脳に焼き付く。
〜hook〜
I love all my loved ones but you are only one for me
愛しているけど近づき難い
I've been hurting you so much don't even know how to be forgiven
後もう少しだから今止まれない
Junkman
東京を中心に活動するラッパーJunkman。YENTOWN創立者の1人で、16歳のときにラップを始めた。
2012年のときには、4649dz名義でRAUDEF「K.T.A」収録の「#ぶっちゃけ」にPETZと共に参加した。その後、名前をTokarevと改名し、2013年にKOHHとPETZと共同制作した「十人十色」がヒットを記録し、注目を浴びた。
2019年には、1stソロアルバム「JNKMN NOW」をリリースした。
同じYENTOWNのメンバーPETZ、MonyHorse、Awichなどが次々にソロアルバムを出していたこともあり、Junkmanの1stアルバムはファン待望の作品となっていた。
客演には、GREEN ASSASSIN DOLLARとBADSAIKUSHによる「Smoke Ambassadors」やAwich、k Zm、Taeyoung BoyなどJunkmanの幅広い繋がりから実現した豪華なラッパーたちが参加。
チェック必須!MONYPETZJNKMNの楽曲オススメ
MonyHorse、PETZ、Junkmanのことがわかったところで、次はMONYPETZJNKMNのオススメの楽曲を紹介したいと思う。
MONYPETZJNKMN - Higher Part II (Prod. Chaki Zulu)
MONYPETZJNKMNの起源ともYENTOWNの起源ともいえる楽曲。
YouTubeでは日本人だけでなく外国人のコメントも多く、海外からの注目も集めていることがわかる。
クルーの始まりの一曲にふさわしいかっこいい楽曲に仕上がっている。
MONYPETZJNKMN - UP IN SMOKE (Prod. Chaki Zulu)
1stアルバム「磊」に収録されているUP IN SMOKE。トラックはChaki Zuluがプロデュースしている。Chaki Zuluのイケてるトラックに3人の個性的なノリ方が本当にかっこいい。
MONYPETZJNKMN - Gimme Da Dope (Prod. U-Lee)
今回の新作EPのタイトルにもなっている楽曲「Gimme Da Dope」
U-Leeの提供したトラップ調のトラックの上での3人が個性あふれるマイクリレーを披露。
MVではダークな演出でYENTOWN特有の’DOPEさ、カッコよさ’を強調している。
いかがだっただろうか。YENTOWNの中心メンバー3人で構成されているMONYPETZJNKMN。
YENTOWNの勢いが止まらないのも、核となるメンバー1人1人が精力的な活動を続けているからだろう。ソロでの活躍も目立つ彼らだが、これからもMONYPETZJNKMNの3人にしか作れない楽曲を追求していって欲しい。