多くのアーティストが年末のライブに向けて新曲の製作期間に入ることが多い10月。また、10月26日〜31日の期間はハロウィンイベントもあるため、今後もより一層リリースが増えることだろう。そんな今回は、日本語ラップ界の最新曲を一挙にご紹介!NORIKIYOやDABO、TAROSOULといったベテラン勢はもちろん、注目の若手アーティスト達の楽曲をピックアップしていこう!
日本語ラップ最新リリース情報
NORIKIYO
神奈川相模のドン、NORIKIYOが2018年9月に8枚目となる最新アルバム「馬鹿と鋏と」をリリース。NORIKIYOと言えば哀愁ある楽曲はもちろん、"It ain't nothing like Hip Hop"のような、これぞHIPHOPとも言える攻め込んだ楽曲など、様々なトラックに独創的なリリックを乗せる男として知られる。今作は新たな可能性を感じる一枚となっており、AK-69、般若、DJ DEEQUITE、DJ SOMA、ACHARUといったそうそうたるメンツともフィーチャリングしている。Spotifyといった音楽ストリーミングサービスでも視聴可能なのは嬉しいところだ。
(出典:【MV】NORIKIYO/ 墓石屋の倅 (Son of a tombstone store) feat. DJ SOMA)
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DABO
Mr.Fudatzkeeで知られる男、DABO。そんな彼も2010年に販売された「HI-FIVE」以来、8年ぶりの新作アルバムとなる「NANA」をリリース。今作では、クラブで掛かるようなアップテンポなサウンドは敢えて抑え気味。本人曰く、朝から夕方にかけて聴くと気持ちいい内容にしているようで、HIPHOPファン以外の人にも視聴してもらいたい狙いがあるようだ。その通り、一曲目のオ・ソレ・ミーヨはFudatzkeeの復活を遂げるリリックでありながらオシャレなサウンドに。POP-A-RAPPERでは、現在のHIPHOPシーンに対するメッセージが込められており、ラストの世田谷サンセットも夕方にマッチする仕上がりになっている。まさにサラリーマンの通勤時間に合わせたかのような流れとなる「NANA」、是非ともご視聴いただきたいところ。
(出典:DABO『AbemaMix』SP LIVE SET/月〜土曜よる7時放送中|HIPHOPチャンネル【AbemaTV】)
TARO SOUL
歌とラップを操るB-BOY、TARO SOULもDABO同様におよそ9年ぶりに新作アルバム「A Bomber's Diary」をリリース。TARO SOULと言えば、DJ IZOHとのユニット"SUPER SONICS"としても活躍するが、今作はそのコンビ名義としてではなく全くゲストを迎えないソロ作品となった。「TARO SOULは今...というような声があがっても、俺はずっとこのシーンにいる。悔しい思いも味わったけど、俺のHIPHOPはここにある。」と、自分に訴えかけたようなメッセージ性の強い作品となっており、トラックもB-BOYとしてのセンスが溢れる内容に。一曲目のComeBackからその想いがひしひしと伝わってくる。また、ニュージャックのスパイスを取り入れた"今日は無理"は、ダンサー陣には聴いてもらいたいほど、アガる一曲と言えるだろう。なお、11月16日(金)にはVUENOS TOKYOにてワンマンライブを開催予定なので、興味のあるヘッズ達は集合だ!
(出典:TARO SOUL - 今日は無理 (Official Video))
Awich
今最も勢いに乗るヒップホップクルーYENTOWNに所属するAwichが、2枚のEPを「Beat」と「Heart」を同時にリリース。今やHIPHOPの現場に行けば、ANARCHYとの楽曲"WHORU?"が必ずと言ってもいいほど掛かるAwichだが、今作は前作の「8」同様、かなり攻めまくった内容となっている。特に、「Beat」に収録されている紙飛行機は、なんとEGO-WRAPPIN"色彩のブルース"を大胆にサンプリング。EGO-WRAPPIN公式というのも凄いが、何と言ってもクセになるサウンドとAwichの歌声が心地良い。まさに、極上のオシャレを楽しむ作品となっている。MVも公開された"Love Me Up(Heartに収録)"も、Awichもクセになる楽曲に仕上がっている。
(出典:Awich - Love Me Up (Prod. Chaki Zulu))
DJ RYOW
レペゼン名古屋のヒットメイカー、DJ RYOWが最新作「DANCE WITH ME feat.SOCKS,VILLSHANA」を9月12日にリリース。DJ RYOWのファッショナブルなサウンドにSOCKS、VILLSHANAのフレッシュさがうまく融合した作品となっており、何度も聴きたくなる中毒性がある...。特にSOCKSのバース、「それから、とってもとってもとってもとってもとってもとってもだいぶ広末涼子」のフレーズはふざけてんのか?と思いながらも...つい口ずさんでしまう...。なんというか、さすが全員名古屋出身だけある。なお、11月3日(土)には渋谷HARLEMにてNEW X CLASSIC〜TOUR FINAL&20th ANNIV.LIVE〜を開催。SALU、AK-69、R-指定、呂布カルマ、唾奇、般若、RIRIといった豪華なメンツが集結する。
(出典:DJ RYOW『DANCE WITH ME feat. SOCKS, VILLSHANA』【Music Video】)
その他、注目アーティストの楽曲はコレだ!
その他にも、フリースタイルダンジョンでも大健闘を見せたSIMON JAPをはじめ、多くのアーティストが新曲をリリースしているので、是非とも空き時間を利用してご視聴いただきたい。
SIMON JAP「くそったれFor Life Remix feat.GADORO,漢 a.k.a.GAMI」
(出典:SIMON JAP - くそったれFor Life Remix feat.GADORO, 漢 a.k.a. GAMI(Pro dj honda))
Sweet William&Jinmenusagi「so goo」
(出典:Sweet William & Jinmenusagi - so goo (Official Music Video))
WILYWNKA「Take It Easy feat.唾奇」
(出典:WILYWNKA - Take It Easy feat. 唾奇 (Prod. GeG) [字幕])
Neetz「Notion feat.唾奇,PES&MUD」
(出典:Neetz - Notion feat. 唾奇, PES & MUD)
KOWICHI「Dirty Force One feat.T-Pablow&Tiji Jojo」
(出典:KOWICHI - Dirty Force One feat. T-Pablow & Tiji Jojo (Official Video))
心之助「507」
(出典:心之助 - 507 (Official Music Video))
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