般若が新しく児童虐待防止を目的とした「FOR CHILDREN PROJECT」を設立、3月2日には団体設立の元となった事件について歌った「2018.3.2」をリリースし、MVも公開した。
本記事では児童虐待について、またそれに関係する実際の事件についての記載があります。
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虐待のない世界をつくることを目指すFOR CHILDREN PROJECT
「FOR CHILDREN PROJECT」は、般若を発起人として設立されたプロジェクトだ。
「虐待のない世界をつくること」を目的に、子供や親が孤立することなく様々な形で繋がりが持てる仕組みやイベントに取り組んでいく予定だそうだ。
画像引用:FOR CHILDREN PROJECT公式note
同じく児童虐待防止を掲げた他団体との対談や、般若とアーティストのイベントなどが企画されているそうだ。
最新情報は公式noteで更新されるので、ぜひこちらからチェックしていただきたい。
FOR CHILDREN PROJECT note
2018.3.2に込められた思い
「FOR CHILDREN PROJECT」設立と同時に、般若の新曲「2018.3.2」がリリースされ、YouTubeではMVも公開された。
※これからご紹介する楽曲は実際にあった事件について描かれ、MVでは直接的な暴力シーンはないものの、事件を連想させる場面があります。フラッシュバックなどの可能性がある方はご注意ください。
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楽曲を紹介する前にまずは、般若本人からのコメントを見ていただきたい。
般若からのコメント
この曲は「2018年3月2日」に実際に起きた事件を題材にしています。
そして曲中には実在する人物の名前も出てきます。
しかし、決して誰かを不幸にしたくて作ったわけではありません。
だから絶対に、誰かを誹謗中傷するようなことはしないでください。
今回、この曲の発表と同時に、
虐待という悲しい事件がこの世からなくなることを願って、
仲間と小さな団体を立ち上げました。
FOR CHILDREN PROJECT。
~ 子どもたちの周囲に、優しさの輪を、ひとつずつ。 ~
活動についてはこちらで発信していきますので、
ご興味のある方はフォローをよろしくお願いします。
▼FOR CHILDREN PROJECT 公式note▼
https://note.com/for_children_pjt/
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般若のコメントにもあるように、FOR CHILDREN PROJECT設立と「2018.3.2」の制作には実際の児童虐待による事件が関わっている。
児童虐待という犯罪の卑劣さはもとより、実際に起こった事件ということで楽曲を聞いてやるせなく憤りを覚える方も多いだろう。
しかし、そのエネルギーを特定の人物にぶつけるのではなく(もちろん怒りを覚える感情そのものは当然だ)、今後同様の事件が起きないために使うための提案だということを理解した上で楽曲を聞いていただきたい。
「2018.3.2」
▽般若「2018.3.2」
作詞・般若
作曲・NAOtheLAIZA、般若
レーベル:やっちゃったエンタープライズ
曲中に名前がドロップされたことや、リリックの内容でどの事件か分かった人も多いだろう。
本当に無念ながら亡くなってしまった被害者の女の子は、虐待を日常的に受けながらも全く必要のない自省をしながら健気に生きていた。
自分たちがいつも通りの日常を過ごしている、そのすぐ近くで辛い思いをしている人がいるかもしれない。
虐待した人を批判や誹謗中傷するだけではなく、その悪循環自体を止めるためにどうすべきかを社会全体が、そして我々1人1人が考え続けて行かなければならないのだ。