これまでKYO虎、POWER WAVE、AICHIN、CHEHON、NG HEADといったREGGAE DEEJAY5人が2代目モンスターと壮絶なバトルを繰り広げてきたフリースタイルダンジョン。大御所のNG HEADが1stBATTLEで裂固に負けたのは意外な展開だったが、呂布カルマを破って見事に賞金30万を獲得したCHEHONのバイブスとカリスマ性は圧巻でしたね。
さて、そんな今回はBATTLE OF REGGAE DEEJAYの熱も冷めやらぬまま、ちょっとしたブレイク。
Recomended challengersと題して、視聴者アンケートで選ばれた色物ラッパー"我次郎MIC"がフリースタイルダンジョンに登場！色物の中でもかなり振り切ったこの男だが、FORKとのバトルはかなり面白い方向に...!では、いったいどんな内容になったのか、その様子をみていこう！！
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我次郎MICがFORKのスタイルを崩す？！
レペゼン群馬としてフリースタイルダンジョンに初参戦する我次郎MIC。エンターテイメント性を重視したラップスタイルを得意としており、これまでフリーザをはじめとする独特の衣装をまといながら、MCバトルに参戦している男である。また、ガッチガチのB-BOYが集結するUMBでは、2017年に群馬予選を制覇。色物ラッパーでありながら、そのフロウやスキルは多くのラッパーが認めるものがある。そんな彼は、アトピー性皮膚炎というコンプレックスを抱えていることを明かしており、多くの方に勇気を与えたい一心でエンタメ性の強いスタイルを貫いているんだとか。めちゃくちゃ芯のある男...。
今回のフリースタイルダンジョンでは、一体どんな衣装でバトルを繰り広げるのだろうか。
FORKとは古い付き合い？！
そんな我次郎MICと対戦するのは、FORK！フリースタイルダンジョンでは久しぶりのバトルとなるが、我次郎MICについては「完全に色物だけど、友達。ただ、アイツが輝くところはマウンド。」、「すげぇいい球投げるんですよ。草野球で130km/hくらいのストレートを投げる。マウンドにいる時の我次郎MICがかっこいい...以上です。」と語っており、プライベートでも良好な付き合いをしていることを明かした。
ただ、マウンドでは尊敬しているようだが、MCバトルにおいては何も感じていない様子...FORKかなり余裕っぽいけど、何やらこのバトルは面白い展開になりそう。
では、早速バトル内容を見ていこう！
1stBATTLE ROUND1
バトルビート「Cassidy - I'm A Hustla (Edited Version)」
【我次郎MIC】
性は我次郎 名前はMIC
人呼んで走らない暴走列車
俺が我次郎MIC
またの名を群馬の切れたナイフ
そんなとこFORK 初めて対峙してやっぱり
その恐ろしさに気がつく
俺がFORKが相手なら
速攻で蹴散らすまでだ
【FORK】
キャラ作りだけで勝てるバトルじゃねぇ
少なくともそれじゃモンスターは務まらねぇ
その先の何かの在処を証明
それがアリかナシかっていう単純な話だよ
そもそも それが面白ぇのか疑問だぜ
人前で自己満でシコんじゃねぇ
センズリ鑑賞の趣味はない
テメェのセンスに感動させなきゃ次はないんだよ？
【我次郎MIC】
ズクズク
もうすでに踏んでみましたみたいな韻はやめろ
上品だ
それとそのテロップで出された文字見たら大変だ
文字起こししたらヤバい韻だって事に
後から気がついて俺はくらっちまう
だけどな お前無理ゲーだって言われても
俺がお前を引っこ抜くユリゲラーだよ
【FORK】
ユリゲラー？
そんなダッセェ まじでカッケェフリしてな
なんだこの格好？
マジでお前何しに来た？
何がしたいんだよ？
分かんねぇよ 俺にはお前の
理解ができねぇ
マジで司会者もびっくりしてるぜ
俺はNG HEADとやりたかった
お前はここに来るまで人生何があった？
忍者のような仮装でやってきた我次郎MIC。視聴者の期待を裏切らないファッションセンスに度肝を抜かれたヘッズ達も多かったはずだが、我次郎MICのワードセンスも中々のもの。特にFORKの「人前で自己満でシコんじゃねぇ センズリ鑑賞の趣味はない」からの返しで、「もうすでに踏んでみましたみたいな韻はやめろ 上品だ」はかなりツボ。笑 FORK相手に笑いのエッセンスを取り入れるのはお見事の一言である。が、ここはやはり韻が固いFORKのもてなし方が光った模様。
結果 4:1でFORKの勝利
1stBATTLE ROUND2
バトルビート「Yung Joc"It's Goin Down"」
【FORK】
マジでお前の意志が分かんない
何をしに来たこのTVに出て
お前がただの出たがり 内容もさっぱり
格好だけでがっかり マジであっさり負けて帰れよ
後悔するぜ 明日の朝に メイク落とした頃に
お前のアトピーも悪くなっちゃってるかもな
コンプレックスがどうだとかじゃねぇんだよ お前
ビートとSEXも出来てねぇし
マジでチェックする価値もねぇんだよ
【我次郎MIC】
そのアトピーを乗り越えたからこそ
ここ新木場に来れたっていう この実証があるんだ
俺が群馬の最終兵器
FORKを殺すぜ最終便器
どんな感じだよ お前はざわつくな
そんな変な顔はするな
俺より変な顔になっちまう その2枚目
端正な顔を打ち砕くぜ
【FORK】
どこが最終兵器？
ここのダンジョンの客はリアルな奴を愛すべきだ
その愛は俺に向けてる
もちろんICE BAHN
マジで全員が太鼓判を押してる
マイプランもノープランだよ
だが余裕でFORKさんがホームランかっ飛ばす場外
マジで俺がキングよりもジョーカーを狙う
No.1 only oneよりもoriginal one
お前はジェダイで言えば まだパダワン
俺はヨーダだよ
【我次郎MIC】
FORK知らねぇ ナイフ知らねぇ
スプーン知らねぇ カーブ知らねぇ
ツーシーム知らねぇ ナックル知らねぇ
スライダー知らねぇ
左向いてる魚 ヒラメ
そんな感じ 魚左
左向いてる魚はヒラメ 右向いてんのはカレイ
そんな感じだ お前にゃ足りない
俺の情熱を受け取ってください
我次郎MICが挑む第二ラウンドは、かなり笑いありの展開に。いつも通りにサラッと「お前はジェダイで言えば まだパダワン 俺はヨーダだよ」というイケイケなフレーズを織り交ぜてくるFORKに対し、我次郎MICは「FORK知らねぇ ナイフ知らねぇ スプーン知らねぇ カーブ知らねぇ」と、FORKのおなじみの言葉をサンプリング。そして、「左向いてる魚はヒラメ 右向いてんのはカレイ」と全然関係のない話をぶっ込むが、これがシュールすぎて面白い...。さすが、色物ラッパーだけあるのか会場にいるすべてのものを虜にした。
結果 3:2で我次郎MIC
1stBATTLE ROUND3
バトルビート「Cypress Hill - How I Could Just Kill a Man」
【FORK】
ハッキリ言う お前は努力が足りない
そんな奴には間違いしかない
そんなもんねぇ奴の集まりがたくましい努力して
マジで涙ぐましいバトルをやってるこの現場
お前は逃げ場がキャラクターだっただけ
ただのガラクタ
マジでそう 何をカマすか
みんな興味持って見てるけど 今日日 お前で終わるぜ
【我次郎MIC】
キャラクターそんなキャラクター ガラクタ
そんなのいらねぇ
俺はトラクター
みたいな感じでカリスマ土木作業員
今日も仕事休んでここに来てる
そんな感じ 俺は背負うもん
家族と仲間
それをもって ここで1発カマす
見てろ 視聴者Mother◯◯◯
【FORK】
誰が1発カマす
結局お前は最初っから失格な奴
ただのヘタレ オリジネーターが誰か分かってねぇ
お前のこの1m近づきたくもねぇ
なんだその忍びと炎
マジでお前のやる事がほのぼのしちゃって
バトルする気にもならねぇ
マジでこんなとこにはいらねぇ
お前は知らねぇよ
【我次郎MIC】
これは忍びと炎
これはザ・グレート・カブキ そんな感じ
俺は今日も歌舞いてる
今からすげぇん出すか
お前を抱えてブレーンバスターをカマそう
FORKに勝ったら一攫千金
打ち立てる金字塔
さぁ最終ラウンドにもつれ込んだ我次郎MICとFORKの戦い。このバトルも笑いありの展開となり、FORKの「ただのヘタレ オリジネーターが誰か分かってねぇ お前のこの1m近づきたくもねぇ」に対して、「これはザ・グレート・カブキ そんな感じ 俺は今日も歌舞いてる」とちょっとよくわからないけど、なぜか後から笑える面白いワードを繰り出す。ただ、FORKを倒すにはもう少し捻りのある笑いが欲しかったところ。
結果 3:2でFORKの勝利
我次郎MICの音源をチェックせよ！
(出典：サンクチュアリ/ 我次郎MIC)
ということで、今回のフリースタイルダンジョンは色物ラッパー"我次郎MIC"の登場でこれまでのフリースタイルダンジョンになかったバトルを見ることができた。これFORKだったからいい感じに締めてくれたけど、もし崇勲が最初の相手だったらどうなっていたのだろう...絶対散らかる気もする。笑
さて、そんな我次郎MICはもちろんMCバトルだけではなくMVや音源も出しており、アルバム「他力本願寺」は中々いい作品に仕上がっている。同じ群馬のNAIKA MCもfeatで参加しているので、気になる方は要チェック！
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