京都在住のアーティストDaichi Yamamotoが、6月16日に自身2枚目となるアルバム「WHITECUBE」をリリースした。
昨年2020年には、EP「Elephant In My Room」をリリースし、最近ではTVドラマ「大豆田とわ子と3人の元夫」のエンディングテーマにも登場してヘッズを驚かせたDaichi Yamamoto。今回のNEWアルバムからは先行シングルとして、「Kill Me」yと「maybe」が先行配信されている。
今作「WHITECUBE」は、ネオソウルやトラップなどの様々なジャンルとビートと多種多様なテーマから着想を得て制作されており、1929年に開館したニューヨーク近代美術館が導入した展示空間「白い立方体」のように美術館のギャラリーのような作品となっている。
客演には、JJJ、ISSUGIをはじめ、MCとしてSTUTS、モノンクルのシンガー・吉田沙良、アメリカ・シカゴを拠点とするラッパー・Mick Jenkinsや、Red Bullが主催するマイクリレー企画《RASEN》でも共演した釈迦坊主など豪華なメンバーが参加。
プロデュサー陣にはお馴染みのSTUTSやgrooveman Spot、Kzyboost、QUNIMUNE、mabanua、Aru-2、KM以外にも初共演となるPhennel Koliander、DJ DISK、Lapistar、C Dot、RNSOM、No Bear Teamなどが国内外から参加しており、最後まで聴き心地抜群のボリュームのある作品に仕上がっている。
さらに、6月16日には、アルバム収録曲の「LOVEL+」のMVがYouTubeで公開されており、白と青を基調とした疾走感あふれるMVになっている。
この楽曲のディレクターを務めたのは、本アルバムのアートディレクター/フォトグラファーとして参加し、これまでも数多くのDaichi YamamotoのMVを手掛けてきたYuki Horiが担当している。
Track List:
01. Greetings Produced by Phennel Koliander
02. Love+ Produced by DJ DISK
03. Simple feat. 釈迦坊主 Produced by Lapistar
04. Cage Birds feat. STUTS Produced by STUTS
05. Daichi Yamamoto / Ego feat. JJJ Produced by C Dot
06. Wanna Ride(The Breeze)Produced by grooveman Spot & Kzyboost
07. People Produced by Daichi Yamamoto
08. Kill Me feat. Mick Jenkins Produced by QUNIMUNE
09. Pray feat. 吉田沙良(モノンクル)Produced by RNSOM
10. Chaos Produced by No Beer Team
11. Paradise Remix feat. mabanua, ISSUGI Produced by mabanua
12. maybe Produced by Aru-2
13. Testin’ Produced by KM
2nd Album WHITECUBE から先行
Single “maybe” prod. Aru-2 @_aru2
Out on all platforms https://t.co/i6dshByizL行き詰まった時にAru-2氏からビートが届いて、悩んでたのが嘘の様に書けた曲。
コーラスも入れてくれて最高です。
ありがとう🙏— Daichi Yamamoto (@daichiyamoto) May 19, 2021
自身2枚目となるアルバムに(白い立方体)という意味の「WHITECUBE」とタイトルを付けたDaichi Yamamoto。コロナ禍の中で生活が一変し、息苦しい毎日が続いているが、そんな日常とは切り離されたこの「WHITECUBE」の中で響き渡る極上の13曲。
今回は、「WHITECUBE」の魅力について紹介していきたいと思う。
真価が問われる2nd アルバム「WHITECUBE」
2019年に「Andless」をリリースし、収録曲「上海バンド」などで知名度を獲得してきたDaichi Yamamoto。今ではTVCMや、数多くのファッションブランドのキャンペーンにも参加しており、幅広く活躍している。
ここでは、真価が問われる今作「WHITECUBE」の収録曲をいくつかピックアップして紹介したいと思う。
Daichi Yamamoto , DJ DISK '' Love+ ''
DJ DISKがプロデュースした今楽曲。トラックの最初と最後の部分でサンプリングされているのは、故・古橋悌二氏の30年前の音声。古橋悌二氏は、Daichi Yamamotoと同じ京都生まれのアーティスト。
古橋悌二氏はインタビューで「アートという職業ではなく、自分をもっと心の底から動かす原動力みたいなものとして捉えたい」と語っている。
この楽曲では愛をテーマにリリックが書かれていて、爽やかな疾走感とともに、Daichi Yamamotoの音楽(アート)に対する思いが伝わってくる。
Yuki Horiがディレクターを務めたこの楽曲のMVは、青、白を基調とした構成になっていて、見るたびに様々な発見のある奥の深いMVになっているので、ぜひこの曲を聴く際には、MVと一緒に聴いてみてほしい。
Simple feat. 釈迦坊主
RedBullがキュレートする「RASEN」でも共演した釈迦坊主を迎えての楽曲。
Daichi Yamamotoと釈迦坊主それぞれが持つ世界観が融合された一曲。
不思議な感覚で癖になる二人の独特な世界観をぜひ体感してもらいたい。
ダイチヤマモトくんリリースおめでとうございます
自分は3曲目でバース蹴ってます、ご確認よろしくお願い致します https://t.co/m6SNjaWUC0— 🌈shakabose 釈迦坊主🌻 (@shakaboo2) June 16, 2021
Ego feat. JJJ
2019年にリリースした「Andless」に収録されている「She II Feat. jjj」でも共演した二人が再共演。
今回は、それぞれのバースでお互いの持ち味が出ていて聴けば聴くほど味が出てくる一曲になっている
Paradise Remix feat. mabanua, ISSUGI
2020年11月にリリースしたParadise Feat. mabanuaに新たに、ISSUGIが参加した新バージョン。このRemixはヘッズの心を躍らせることだろう。
スタートから早速始まるISSUGIのverseに痺れる。ISSUGIのかっこいい渋さが加わったことで、より一層Daichi YamamotoのHook部分が生き生きしているように感じる。mabanuaのトラックもより一層深みを増し、楽曲としてパワーアップした一曲。
<ISSUGI verse>
ミクロとマクロの共通項は この曲が証明してくれるはずだ
否定から入れば世界は狭く 肯定できれば広くなる世界
見えないプレッシャーにがんじがらめ
じゃもったいない 楽しめ誰のLIFE
Daichi Yamamoto/Paradise Remixは「このビートには絶対ISSUGI」と思いオファーさせてもらいました
先日のSickTeamから10年って話じゃないけど、点と点がつながっていく感じが個人的に最高でした
さらに同じく10年前にBudaくんと一緒にGreenButterとしてリリースしたmabanua君プロデュース。
最高
— Masato San (@masatosan) June 4, 2021
maybe
一足先に先行シングルとして配信された楽曲「maybe」
Aru-2の心地良いトラックの上で、Daichi Yamamotoの心情がストレートに伝わってくる一曲。
動かないペン握りしめて
Let It be より聴かれてく曲を書きたいとか思って首絞めてるぜ
every day everynight 愛してたmusic でも今は苦しくてfuck music
二番目に好きなことを仕事にしなさいって高校の先生に言われたけど
やっぱ一番好きだMy music
Daichi Yamamoto
2nd album "WHITECUBE"12. "maybe" Produced by Aru-2
素晴らしい作品に参加しました!!音楽性の広さと才能と人間味、全部が飛び抜けてる感じ。
同世代でいつも刺激をもらってます🍟🍟🍟ダイチ君リリースおめでとう
🎉🎉🎉https://t.co/t3Ehl2HkcQ pic.twitter.com/7f8hdV7Ya0— Aru-2 (@_aru2) June 15, 2021
「WHITECUBE」の中で響く作品に酔いしれろ
様々なアーティスト、プロデューサーが参加したDaichi Yamamotoの2ndアルバム「WHITECUBE」
白い立方体の中で今作の全13曲がどのように響くのかぜひ体感してもらいたい。
今回のアルバムで、Daichi Yamamotoさらに多くの人に認知されるアーティストになっていくだろう。これからも引き続きDaichi Yamamotoのアーティスト活動から目が離せない。