MC BATTLE & MUSIC WEB MAGAZINE

雑踏ビート

ラッパー紹介

昭和・平成生まれヒップホップ育ちのB-BOYに捧ぐ。令和に継承したい日本語ラップの名曲たち

投稿日:

zeebra
31年続いた平成の時代が1つ幕を閉じることになり、5月からは新たに「令和」の時代へ突入。昭和生まれのB-BOYたちはもちろん、平成生まれとしてヒップホップを愛し続けてきた人にとっては歴史的な瞬間でもありながらなんだかちょっぴり寂しい気持ちもありますよね...(多分、ヒップホップ好き以外の方も同じ気持ちだろ)。フリースタイルダンジョンのおかげでヒップホップシーンが再熱したり、KICK THE CAN CREWが復活したり、平成最後の年には般若が武道館初ワンマンも行ったりと、例え令和の時代になっても平成で生まれた日本のヒップホップ魂は消えることはないだろう。まさに平成には感謝の一言ですね。

そして、やはり令和になっても継承していきたい名曲ってたくさんある訳で。そんな今回は、令和のB-BOYたちに届けたい平成生まれの日本語ラップをランダムにプレイバック!マストで聴いていたヘッズ達や「え?この曲知らない!」という日本語ラップ初心者の方にもオススメできる名曲が勢揃いしますよ。

 

NITRO MICROPHONE UNDERGROUND

NITRO MICROPHONE UNDERGROUND
GORE-TEX、DELI、BIGZAM、XBS、SUIKEN、DABO、MACKA-CHIN、S-WORDの8MCからなるHIHOP集団"NITRO MICROPHONE UNDERGROUND"。個性豊かなMC陣によるマイクリレーを武器にする男たちだが、8人揃ってデビューしたのは1999年。1stAlbum「NITRO MICROPHONE UNDERGROUND」は、多くのヘッズ達から話題を呼び、セールス15万枚以上というヒット曲になった。その後もコンスタントにEP及びアルバムをリリースし、2000年代の日本語ラップシーンを牽引し続けてきたが、突如2012年に無期限の活動を休止。活動休止の理由は未だに不明なところだが、かつてS-WORDは「もともと、ソロアーティストの集まりであり、"今"を楽しむ集団。」と語っており、それぞれの意見の食い違いというよりは自然的なことだったのかもしれない。が、その後2016年に行われた日比谷野外大音楽堂「さんぴんCAMP」にて再集結。この時もまた多くのヘッズ達を喜ばせてくれた。

そんなNITRO MICROPHONE UNDERGROUND。令和の時代へ突入する2019年には、再始動と釘打ち渋谷TSUTAYA O-EASTにてワンマンライブ「LIVE19」を6月に開催予定。7年の歳月を経て、彼らはどう進化したのか、それぞれが語る1つ1つの言葉に注目が集まりそうだ。


(出典:(LIVE) Nitro Microphone Underground - Nitro Microphone Underground


East End×Yuri

East End×Yuri
GAKU-MC、ROCK-Tee、YOGGYの1MC2DJからなるEASTENDと、アイドルグループ"東京パフォーマンスドール"として活動していたYURI(市井由理)からなるユニット。現在の日本語ラップシーンには欠かせない名曲「DA.YO.NE」を1994年にリリース。デビューアルバムの「denim-ed soul」からのシングルカットとなる一曲だが、ヒップホップを聴かない人にも脳裏に残るクセのあるリリックとサウンドが話題を呼び、なんとミリオンセラーに。同年には紅白歌合戦への出場も叶えるなど、まさにヒップホップドリームなユニットである。その後も、2枚目のシングル「MAICCA -まいっか-」がまたも大ヒット。平成の時代を彩ったEast End×Yuriだが、今再び音源を聴くと心に沁みますね...。ちなみに、YURI(市井由理)は2017年に20年ぶりとなる歌手活動を再開している。


(出典:[ DA.YO.NE ] 1994 EAST END×YURI

スチャダラパー

スチャダラパー
BOSE、ANI、SHINCOの3人からなるスチャダラパー。もはやこの名前を聞いて知らないという方はいないと思われるが、1990年にデビューし、10994年にはオザケンの愛称で親しまれていた小沢健二を迎えた楽曲「今夜はブギー・バック」が50万枚以上のセールスを達成。この楽曲は若い世代にも継承され、KREVAや加藤ミリヤ&清水翔太&SHUN、TOKYO No.1 SOUL SET+HALCALIといった数々のアーティストがカバーやアレンジを加えてリリースするほどの名曲に。また、何かと世間を揺るがしている電気グルーヴとも2005年にコラボしていたが、コミカルというか世界観のある2つのユニットの楽曲はこれまたクセになる仕上がりである。なお、2018年にはEGO-WRAPPIN'ともコラボしており、令和の時代になっても独自のヒップホップ観点でシーンを盛り上げてくれそうだ。


(出典:小沢健二 featuring スチャダラパー - 今夜はブギー・バック(nice vocal)

BUDDHA BRAND

buddhabrand
今は亡きレジェンドMC「DEV LARGE」を中心としてCQ、NIPPS、DJ MASTERKEY共に日本語ラップシーンを牽引し続けているBUDDHA BRAND。もはやHIPHOPをこよなく愛してる方々には説明不要のHIPHOPグループだが、何と言ってもデビュー曲である人間発電所は、平成から令和になっても語り継がれる名曲と言えるだろう。また、1997年にリリースされたブッダの休日も心地よいサウンドとリリックに心も体も癒されるものだ。SHAKKAZOMBIEと共に大神という最強グループを組んだのも当時話題になり、リリースされた「大怪我」もまた日本語ラップを代表する名曲になった。


(出典:BUDDHA BRAND 人間発電所

LAMP EYE

証言
1995年にRINO LATINA II、 YOU THE ROCK★、G.K.MARYAN、ZEEBRA、TWIGY、GAMA、DEV LARGE、YOTTY、 UZIという豪華な面々が参加したHIPHOP集団。フリースタイルバトルのビートとして何度も使用されてきた「証言」は、まさにそれぞれのラップスキルとリリックセンスが光る楽曲に仕上がっており、日本語ラップを語る上では欠かせないマストな一枚とも言える。なかなか、ライブなどで披露されることはないが、元号が変わる令和に何かしらのアクションを起こしてもらいたいところ...。


(出典:LAMP EYE - 証言 (さんぴんCAMP) (LIVE)

キングギドラ

キングギドラ
ZEEBRA、Kダブシャイン、DJ OASISの3人で1993年に結成されたキングギドラ。デビューアルバムとなる「空からの力」は今もなお多くのヘッズ達にも語られる至極の一枚になっているが、キングギドラといえば「公開処刑 feat. BOY-KEN」なのではないだろうか。こちらは、キングギドラ再結成と同じ時期にブレイクし始めたKICK THE CAN CREWとRIP SLYME、Dragon Ash(kjのみ)をディスした楽曲として話題を読呼んだ。SNSのない当時は学校の友達とキングギドラのアルバムについてアツく語った方もいるのでは?それほど、影響力の高い一曲だったと言えるだろう。また、この他にもUNSTOPPABLE、F.F.Bに加え、アメリカ同時多発テロをテーマにした911 (Remix)や、窪塚洋介主演となる「凶気の桜」の主題歌にもなったジェネレーションネクストなど、数々の話題作品を残し、活動を休止した。


(出典:公開処刑 キングギドラ

DS455

DS455_6
横浜を拠点として日本のウェッサイシーンを牽引しているDS455。MCのKayzabroとDJ PMXによるユニットだが、その西海岸スタイルとも言えるファッションと心地よいサウンドとフロウに虜になった方も多くいるはず。当の筆者も学生時代にDS455の楽曲に心打たれた1人であるが、何と言ってもいつもPVで見るインパラに憧れたもの...。ローライダーはマストでDS455聴いてたのもですよね。ちなみに、OZROSAURUSのMACCHOはDS455の元メンバーであることはなかなか知られていない事実。そんなDS455、ぜひ令和の時代になっても聴いてもらいたいところだ。


(出典:DS455 - Ride Wit Tha D.S.C. ~Just Like Me~

その他にもぜひ聴いてもらいたい一曲

RHYMESTER/B-BOYイズム


(出典:RHYMESTER - B-BOYイズム

ZEEBRA+AKTION/Neva Enuff


(出典:ZEEBRA + AKTION - Neva Enuff

ECD/ECDのロンリーガール


(出典:ECDのロンリーガール - ECD feat K DUB SHINE

OZROSAURUS/Area Area


(出典:[LIVE] Area Area ~ VILI VILI/OZROSAURUS

さぁ!まもなく新時代!令和の名曲はどうなる?

 

View this post on Instagram

 

NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDさん(@nitromicrophoneunderground)がシェアした投稿 -

ということで、今回は平成から令和世代に教えてあげたい日本語ラップの名曲達を厳選してご紹介したが、日本語ラップは今や"エモい"という言葉を軸にあらゆる若手アーティストが楽曲を配信しているのが現実。トラップもLo-Fiなおしゃれ系サウンドもいいけど、やっぱり日本語ラップって無骨なところがいいですよね。多分、この思考は20代前半の若い子には分からない感覚と思うが、令和の時代でもクラシカルな音楽が残って欲しいもの。というか、残って欲しい...。

そんな令和にはどんな名曲が生まれるのか。今後の日本語ラップシーンにも目が離せない!

 

-ラッパー紹介
-, , , , , , , , ,

Copyright© 雑踏ビート , 2019 All Rights Reserved.