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MCバトル

【HIPHOP】MCラップバトルがもはや、芸術!超絶カッコいいバトル7選!

投稿日:2015年10月11日 更新日:

ラップバトル.jpg

(出典:HIPHOPの必須トーク)

フリースタイルダンジョンで一躍有名になったMCバトル。

クラブシーンにおいても一大イベントともなり、HIPHOPの新たなジャンルの確立、エンターテインメント性の高さは年々人気を増しています。

KREVA(KICK THE CAN CREW)、般若(元妄想族)、漢a.k.a GAMI、鎮座ドープネス、R指定などMCバトルで名前をあげていった有名人も多々、存在します。

それもそのはず! 彼らのバトルでの言葉の使い回し、ライム(韻)、フロー(ビートの乗り方)は本当に秀逸なのです。

というわけで、今回は管理人がハマりにハマっているMCバトルについてご紹介します。

 

MCバトルって?

MCバトルとは、DJが流すビート(音楽)に即興でラップし、1対1で言葉をぶつけ合う勝負です。

ちなみに、複数人で輪になり即興でフリースタイルを行うことは「サイファー」といいます。

有名・無名・性別・年齢など一切関係なく、力のあるもの、会場を沸かせたものが勝者となります。

基本的なルールは以下のようになります。

 

【ルール】

1.まず、先攻・後攻を決めます。

基本的に事前に「くじ引き」で決まっているか、「ジャンケン」。

この2パターンで決めます。

 

2.勝負のビートを確認します。

DJがビート(楽曲)を1小節分(ラジオ体操でいう「いち、にー、さん、し」=4拍=1小節)流し、この間に先攻は大まかなフローのイメージを脳内で作り上げます。

まさに即興のバトルのため、フロー・ライム・瞬時に相手をディスる言葉の多彩さ+頭の回転の速さが必要になってきます。

 

3.バトル開始!

DJが流すビートに合わせ、言葉をぶつけ合います。

予選=8小節×2本 準決勝・決勝=「8小節×3本」or「8小節×4本」or「16小節×2本」 という形が多いのではないかと思いますが、おおむね大会のルールで決まっています。

 

4.判定

判定は審査員による判定、または観客の歓声、審査員・観客両方の判定によって決まります。

観客による判定は下記のような感じです。

(例)KREVA VS 般若

~バトル終了~

司会者「それでは判定にうつりたいと思いますっ!」

「先攻、KREVAっ!」

観客「うおぉーーーーーーっ!!!!!!!!!」

司会者「後攻、般若っ!」

観客「・・・し~~ん。」

司会者「勝者、KREVAっ!」

となるわけですね。

もちろん、細かいところを掘下げればもっとありますが、バトルの流れはこのような感じです。

と、言葉で書いてもわかりにくいかと思われますので、動画をご覧ください。

 

【KENTHE390vsRack(戦極MC BATTLE)】

 

この動画を見ていただくと、ルールの1~4の流れに沿っていることがわかると思います。

ちなみに、この勝負は8小節×3本の勝負になります。

これでMCバトルのルールは皆様、把握できたのではないかと思います。

 

MCバトルの基本用語

先ほど【ルール】の中でも、「フロー」「ライム」等のワードがありましたが、これらの基本用語を解説します。

 

「フロー」

ラップする時のリズム・ビートへのノリ方。

緩急や音程の高低をつけて独特なフローをする人もいれば、朗読の様に棒読みフローをする人もいます。

スタイルはMCによって様々ですが、独特なフローをする方が評価がされやすい傾向にはあると思います。

 

「ライム」

韻を踏むこと。

「俺は東京生まれHIPHOP育ち、悪そうな奴は大体トモダチ」 この超有名フレーズを参考にしますと「育ち」「(ト)モダチ」のところに韻が踏まれているわけです。

言葉の母音を合わせることなんです。

「育ち=(母音:お-あ-い)」

「モダチ=(母音:お-あ-い)」 ていうことですね。

この技術がバトル中のリリック(歌詞)に織込まれることが基本的な手法でもあり、評点に値するものでもあります。

 

「ディス」

見下す・けなすといった意味。
もうすでに「ディスる」といった言葉が一般化されているのでおわかりかと思います。

DISLIKE「嫌う」から語源がきていると思っている人もいるかもしれませんが、本来はRESPECT「尊敬する」の対義語のDISRESPECTからきています。

若者が使っている「ディスる」という言葉もまさにこの意味ですね。

 

「パンチライン」

MCが放つ印象的な言葉のこと。

【1.MCバトルって?】の最後にKEN THE 390 VS RACKのバトル動画を載せましたが、ここではお互いが「マラドーナ 神の手」という言葉に焦点をおいてバトルをしていますが、KEN THE 390の3本目の「神の見えざる手で自在に上がってく」のようなそのワードをそこに繋げる!?といった印象的な言葉がいい例ですね。

総合的にこれらの「フロー・ライム・パンチライン」で観客を盛り上げた方が勝者になります。
もちろんバイブス(熱さ)も重要です。

その他にも

「レペゼン」…○○の代表、○○からやってきた。

(例)レペゼン東京、今日はいただくぜ優勝

「ワック」…ダサい・カッコ悪い。

(例)こんなワックMCに負ける気がしねぇ。

「プロップス」…仲間・身内・支持者などの近い存在を表す言葉。

(例)今日のバトルでてめぇのプロップス奪い取るぜ!

などなどたくさんありますが、今回は基本的なこの辺りの言葉にしておきます。

 

日本でのMCバトルの主な大会

UMB.jpg

(出典:9SARI GROUP BLACK SWAN)

【UMB】

ULTIMATE MC BATTLE(アルティメット エムシー バトル) Libraレコード主催の2005年から始まったMCバトルの大会。

全国都道府県(一部除く)で予選が行われ、最終的に地方優勝者25名、準優勝者6名、敗者復活者1名で決勝大会が行われる。

天才R-指定が前人未到の3連覇を果たした伝説の大会がこのULTIMATE MC BATTLEである。

現在は内部分裂によりライブラレコード主催のUMB、9sariレコード主催のKING OF KINGS(K.O.K)と2つに分かれました。
晋平太と漢 aka GAMIのビーフ問題もこれがキッカケです。


戦国MCバトル.jpg

(出典:戦極MC BATTLE)

【戦極MCバトル】

UMBと同等規模のMCバトルの大会。

こちらも全国で予選が行われており、形式はUMBと同じようなものです。

2007年から前身となる「戦慄MCバトル」が開催され、2011年にリニューアルし、「戦極MCバトル」となる。
今では戦極スパークリングなど様々なイベントに拡大されています。
高校生ラップ選手権.jpg

(出典:rirelog(リルログ))

【BAZOOKA!!!高校生RAP選手権】

BSスカパーで放送されている「BAZOOKA!!!」の番組コーナーのひとつ。

当初は番組コーナーのひとつであったため、スタジオ収録だったが、回と人気を増すにつれ、スタジオ→クラブ→ドームと規模が拡大化し、今や日本を代表するラップイベントのひとつとなった。

こちらは「UMB」「戦極MCバトル」とは違い、出場者がその名の通り、高校生限定なのです。

※中退者でも高校生の年齢が確認できれば出場可、留年してても高校生の証明がてきれば出場可。

「T-Pablow」「MCニガリ a.k.a 赤い稲妻」「烈固」「じょう」「TAKA a.k.a Willy Wonka」などの現在のMCバトルの若手はここから輩出されていることが多いですね。

激熱バトル動画7選(管理人の独断)

最後に管理人が唸った激熱バトルを7動画紹介したいと思います。

あくまで管理人の独断で選んだ動画ですので御了承下さい。

 

【R指定 VS CIMA (ENTER)】

(出典:"CIMA vs R指定" from【ENTER DVD VOL.8】CM,Youtube)

CIMAのバイブスとパンチライン、R指定のライミングの凄さが半端ない一戦。

 

【R指定 VS D.D.S (ADRENALINE)】

(出典:ADRENALINE 2014 / R指定 vs D.D.S,Youtube)

天才R-指定のフローの自在さがハンパないことが良くわかる名勝負。
ワードセンスもさながらノリ方(カラダの方)がおもしろい。

相手のD.D.Sもワードセンスとライミングがハンパないです。

 

【CIMA VS KEN THE 390 (戦極MCバトル)】

(出典:戦極MC BATTLE 第11章(15.2 .21) KENTHE390vsCIMA,Youtube)

またもやCIMA!

完全に管理人はCIMA推しなんです。

CIMAのバイブスとアングラな匂いが強烈にカッコイイ!!

対する、KEN THE 390もバトル界では重鎮。

早稲田出身の高学歴MCなんですよ。

なんというか、KEN THE 390はRack戦もそうですが、綺麗に流れる感じと知的なライミングが素晴らしいですね。

 

【黄猿 VS 鎮座DOPENESS (戦極MCバトル)】

(出典:戦極MC BATTLE 第六章(13.4 .28)黄猿 vs 鎮座DOPENESS,Youtube)

正統派の黄猿と鎮座DOPENESSの名勝負!

黄猿の吐き出す言葉も相当凄いのに鎮座DOPENESSの独特な変態さ(いい意味で)が雰囲気と会場を飲み込んじゃってます。

変幻自在の掴みどころのない天才鎮座DOPENESSの凄さがよくわかる1バトル!!

 

【GOMESS VS ふぁんく (戦極MCバトル)】

(出典:戦極MC BATTLE 第六章(13.4 .28)GOMESS vs ふぁんく,Youtube)

高校生RAP選手権出身の若手MCのGOMESS。

相手はベテランMCのふぁんく。

ふぁんくのおもしろいライミングに対して重鎮たちをしれっとディスるGOMESS。

GOMESSって意外にアツい勝負するんだな!!と思った勝負。

ふぁんくの花畑牧場のくだりも必見です!!

 

【チプルソ vs SIMON JAP (戦極MCバトル)】

(出典:戦極MC BATTLE 第五章(13.1 .20) チプルソ vs SIMON JAP,Youtube)

この勝負は管理人の中でもダントツ上位に入る勝負なんです。

とにかくチプルソがすごい!!!

吐き出すライムがハンパじゃない!!!

サイモンジャップも相当凄いんですけど、この勝負のチプルソは多少ネタ感もありますが、それをうまく小節の中に放り込み、最後はなぜかMCU(KICK THE CAN CREW)がディスられるというオチ笑

 

【ENEMY VS 呂布カルマ (戦極MCバトル)】

(出典:戦極MC BATTLE 第12章(15.6 .14) ENEMY vs 呂布カルマ,Youtube)

呂布カルマファンの方には非常に申し訳ないのですが、管理人はもともとあんまり好きじゃなかったんですよ。

ですが、呂布カルマの凄さがわかりました。

このバトル8小節×2本勝負の2本目のバースのパンチラインが凄すぎるんです!!!

観客の沸き具合からもよくわかります。

とりあえず、見てみてください!!!!!

 

以上で、激熱バトル動画7選は終わりますが管理人自身も先日、9月に行われたUMBの大会に行ってきたんですが、それはそれは盛り上がりが凄かったですよ!!

MCバトルってこんなに楽しいんだ!! とシンプルに思いました。

もし、この記事を見て行ってみたいなと思った方はぜひぜひ足を運んでみてください!!

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