フリースタイルダンジョン SAM&9for&KUREI「聞いたことある韻多すぎ」

MC battle

フリースタイルダンジョン3rd Seson Rec7-1はSAM、MC KUREI、9forからなるチーム戦極ライマーズの挑戦だ。

SAMはNAIKA MC、MAKAとともにチーム「戦極北関東選抜」で一度ダンジョンに挑戦したが、2ndバトルでNAIKA MCがドタマに惜しくも敗退、KUREIも2ndシーズンで挑戦もT-Pablowに敗れている。
そして、9forは第11回高校生ラップ選手権王者。
アマテラス、ACEの弟ルイスとチーム「U-22」で出場したが、1stバトルでアマテラスがT-Pablowに惜しくも敗れた。

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「モンスターが踏む韻は聞いたことがあるのが多すぎる」と豪語する3人の若手注目ライマーはどんなバトルを繰り広げてくれるのだろうか。

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モンスター vs 戦極ライマーズ(2on2)


第1ステージは2on2だ。
モンスターはCHICO CARLITO&漢 a.k.a. GAMI、チャレンジャーはSUM&KUREI。
先行はモンスター。

CHICO CARLITOが早速「久しぶり 暮れぶり 2日ぶりでも漢さん(ぶりぶり)言えないこれ」
漢も「俺の頭マジとっくにキマってる」とアングラさがばんばん出てくる。

KUREI「白昼堂々・百獣の王」「ブリブリ・首吊り」で、SAMが「 緑の葉っぱ・ピコピコハンマー」と宣言通り新鮮なライミングで返す。
会場も上がる。

CHICO CARLITO「ウィンガーディアム・レビオーサ これも魔法さ これ漢さん 王様のオーラが無いなら分からないからこれで さいなら That’s right」はハリーポッターの魔法をかます。
ハリーポッターファンならご存知かと思うが、これは対象物を宙に浮かばす魔法だ。

これに対してKUREIは「アバタ・ケダブラ 可愛いアイドル 渡辺麻友か 聴きたくなるAKB お前ら給料 低賃金」とチコのウィンガーディアム・レビオーサに対し、ハリーポッターネタで返す。
※アバタ・ケダブラ(死の呪文)

SAMも「ウィンガーディアム・レビオーサ まぁ栃木レペゼンのニラ餃子」と魔法で韻をふむ。
さらに「緑 緑 街には緑 引退してくれ コンプラ」とぶりぶりのイマジネーションから緑、最後のコンプラは「成宮寛貴」かな。
チャレンジャーは韻に加え、イマジネーション、呪文の重さも上乗せしてくる。

漢 a.k.a. GAMI「積み木のように 即倒す つうかフルコースフルボッコで お前を今日は殺す出番」とミスターフルボッコらしいライミング。
今回漢のテンションがいつもよりもやや高い。
・・・本当にぶりぶり?

KUREI「格闘技・I'm sorry」と踏んで、SAMが格闘技を拾い「格闘開始・ファルコンパンチ 積み木倒しより ドミノ倒し あんま舐めんな栃木魂」と締める。
めちゃくちゃかっこいいライミング。
ファルコンパンチは任天堂の人気ゲーム「スマッシュブラザーズ」のキャプテンファルコンの技。

結果はクリィティカルでチャレンジャーの勝利!
SAMとKUREIの韻の踏み方には大興奮だった。
まだまだこの先も気になる。

9for VS Tkda黒ぶち(隠れモンスター)


2ndステージは1on1。
隠れモンスターのTkda黒ぶちの登場。

Tkda黒ぶちはチームパンチラインフェチズの一員として登場した際に、4thステージでR-指定と戦い、接戦の末、1on1を制した実力派ラッパー。

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高校生ラップ選手権王者の9forとどんなバトルを繰り広げてくれるのか期待大である。
先攻が黒ぶち、後攻が9forだ。

TKda黒ぶち「高校生RAP選手権の王者がビビって後攻?それってどうよ?気持ちの動揺 見えてるぜそこにBeatsはWu Tang 支配する空間」と「高校・後攻・どうよ・動揺」「Wu tang・空間」と踏みまくる。

黒ぶちのすごいところは安定かつ高速に韻を大量製造できるところだ。

9for「高校生RAP出れば 高校生RAP毎回やり方が同じなんだよ」とアンサーを返す。
パブロもそうだが、高校生ラップ選手権の王者は毎回同じことを確かに言われている印象。
続けて「お前はこの場で敗退すんだ早口ラップで曖昧にすんな韻のウィルスが体内循環」と「敗退すんだ・曖昧にすんな・体内循環」で固い韻を踏む。

黒ぶちは「温度計は0 回してくベロ Let’s get on the mic お前には負けねーよ」とライムを放つのだが9forは聴き間違えたようで「いつまでベロとテロで踏んだ韻でアガると思ってんだ Mother fucker 同時多発テロ 勝っちゃうよ 申し訳ねぇよ」と返す。

ここでも「同時多発テロ・申し訳ねぇよ」としっかり踏む。
その次のバースで黒ぶちはやはり揚げ足を取りにくる「俺テロなんて言葉一つも出してないし 分かってないぜ それはベロ Let’s get onって言ったの お前の耳腐ってんの? 」

9forはこの煽りに乗らず、最後のバースで「耳を貸しな 生き様にさ Microphone 犯科帳 一か八だ」「持ち合わせてる感動と勇気 俺のバースは 1shot 2kill」と「生き様にさ・一か八か」「感動と勇気・1shot2kill」という高度な踏み方でしっかり勝負に勝ちにきた。

結果は3:2でチャレンジャー9forの勝利。
かなりの接戦であったが、勝負の分かれ目は最後のバースで9forがしっかり完成度の高いライムを繰り出したのが勝因だったと感じる。
黒ぶちも毎回言葉の詰め込み方が半端ない。

9for VS Tkda黒ぶち(隠れモンスター)2nd.ラウンド

第2ラウンドは先攻黒ぶち、後攻9for。

まずは黒ぶちが熱いバトルをしようぜとふっかける。
「熱いバトルがしたいって言ってる割にお前はどこ向いてラップしてんだよ」「言いたい事は一体何なのか?はっきりしないスタンスならばラッパーとしての寿命は あと何本かな」

これに対して9forは「正面衝突 できてない童貞卒業 お前は守れないビートの法定速度」「童貞卒業・法廷速度」や「俺はライム飛ばしたぜ 客の方へ この光景だけにさ Just a moment」と「客の方へ・ Just a moment」と踏み、技ありでしっかりアンサーを返す。

黒ぶちも負けじと韻の数で勝負。
「ナーバスなオービスにも引っかからねぇぜ こちらの速さはつまり映らないカメラ 火吹くガメラ 目 メラメラ」「俺はまるで星飛雄馬の父ちゃん ちゃぶ台返し 危ないライミング ヤバめなタイミング」「頭の空想はちゃんと働いてますか? DON'T TEST DA MASTER」というライミングの中でも「ナーバス・オービス」「カメラ・ガメラ」「ちゃぶ台・危ない」「ライミング・タイミング」「働いてますか・ TEST DA MASTER」と韻を量産。
韻でいうと「量で勝る黒ぶち」「質で勝る9for」という色が出ている戦いだ。

9forも相手が使ったワードで確実に踏み返す。
「DON'T TEST DA MASTER 俺は情熱があんだ そこのところを分かってくれよ Heyアンタ」
また「お前がメラメラの実 俺は活躍をしに来たぜ メラメラの実を殺す マグマグの実」とワンピースネタも盛り込んで来る。

結果は3:2でチャレンジャー9forの勝利。
韻の数や言葉の詰め込み方では黒ぶちの方が上手だが、9forは確実にアンサーを返し、韻も一つ一つが重かったのが勝利に繋がった要因だと考えられる。

戦極ライマーズが宣言通り、オリジナリティあふれる韻でモンスターに迫る。
そんな放送であったように思う。
戦極ライマーズはどこまで駒を進めることができるのか。
次回のライミングにも期待だ!

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