Creepy NutsとZORNが日本武道館へ!日本人ラッパー達の武道館への軌跡を辿る

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creepynuts&zorn武道館

2018年はBADHOP、2019年には般若がラッパーの憧れの一つである武道館のステージに立ったのは記憶に新しい。だが、2020年はR-指定とDJ松永によるCreepy Nuts、加えて2021年にはZORNが武道館でワンマンライブを行う...日本のHIPHOPシーンにとってこれほどサブイボな話はない。そして、コロナ禍という厳しい現状が続く音楽業界にとっても新たな扉を開こうとするチャレンジャーに胸を焦がすはず。

さて、そういえば日本武道館で単独公演を行った日本人HIPHOPアーティストって誰だろう?と素朴な疑問が...。そんな今回は、日本人HIPHOPアーティストの武道館ヒストリーをお届けしよう!

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2020年はCreepy Nuts!2021年はZORNが武道館へ!!

2days開催!Creepy Nuts

creepynuts武道館1

(出典:Creepy_Nuts_

UMB三連覇に加え、フリースタイルダンジョンのラスボス、最近ではTBS日曜劇場「危険なビーナス」に俳優として出演するという、かつてない男へ進化したR-指定。DMC世界チャンプであり、バラエティ番組「任意同行」願えますか?のMCを務めるDJ松永。この最強の2人からなるCreepy Nutsもいよいよ2020年11月11日、12日のワンマン2daysで武道館のステージに。

「かつて天才だった俺たちへ」と題した武道館でのワンマンだが、どんなショーを展開するのかも注目が集まる。なお、同日に2021年1月からワンマンツアー「かつて天才だった俺たちへ」を開催することを発表。

キムタクともラジオで共演した2人...もはやいつか天才になる君たちへ...ですね。


(出典:Creepy Nuts / かつて天才だった俺たちへ【MV】

新たな境地に立つ男、ZORN

zorn武道館2
(出典:zorn

2021年1月24日(日)に武道館ワンマンライブ「My Life」を開催するZORN。2019年に般若主宰レーベル「昭和レコード」を離れ、独立したZORNはその後KREVAとコラボを果たすなど、Zone The Darkness時代からの変わらぬ熱い志とスタイルに新たなスパイスを入れたことで大きな話題にもなった。般若の武道館ライブを見て自分も同じ舞台に立つと決心した男のステージ、もはや楽しみ以外の言葉が見つからない。

というか気になったのは...KREVAも武道館駆けつけること間違いなしだとは思うが、長年お世話になった般若も来るはず。となると...ダンジョンで言ってた般若の言葉が実現することも...?


(出典:KREVA 「タンポポ feat. ZORN」MUSIC VIDEO

日本武道館に立つアーティストはこんな人たち!

①RIP SLYME(リップスライム)

RYO-Z、ILMARI、PES、SU、DJ FUMIYAからなる4MC1DJのヒップホップグループ「RIP SLYME」。ご存知の通り、2000年代の日本語ラップ界をリードしてきた彼らだが、最初に日本武道館のステージに立った日本人HIPHOPアーティストがRIP SLYMEだったのはあまり知られていない事実。大ヒットシングル「One」、「楽園ベイベー」を収録した2ndアルバム「TOKYO CLASSIC(オリコン初登場1位を獲得した)」をリリースした一年後に日本武道館へ。また、2004年、2016年にもホールツアーの一環として武道館に立っているわけだが、何年経ってもエンターテイメント性溢れるステージを展開するRIP SLYME...一度はライブに行ってみたいもの。


(出典:RIP SLYME Tour of Ten FINAL at BUDOKAN ダイジェスト映像

②KICK THE CAN CREW(キック ザ カン クルー)

KREVA、LITTLE、MCUからなる3MCのヒップホップグループ「KICK THE CAN CREW」。もはや説明不要の伝説的なグループだが、RIP SLYMEに続き2002年に武道館で単独公演を開催。この年は、紅白歌合戦にも出演するなど、日本中にHIPHOPムーブメントを起こした。また、KREVAに関してはB-BOY PARK MCバトルを3連覇(1999、2001、2002)を成し遂げており、今もなお多くのヘッズ達に語り継がれる伝説を作った。
2004年に一度活動を休止したものの、2017年にはファン待望の再始動を発表し、復活祭と題して約16年ぶりの武道館にカムバック!ちなみに、KREVAのソロ名義では2006年、2010年、2014年、その後も908 FESTIVALと題した音楽フェスを毎年開催している。


(出典:【復活】スーパーオリジナル/KICK THE CAN CREW

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③RHYMESTER(ライムスター)

宇多丸、Mummy-D、DJ JINの2MC1DJヒップホップグループ「RHYMESTER」。2007年に日本武道館公演を開催しており、多くのヘッズ達が注目した一夜となった。これまでRIP SLYMEやKICK THE CAN CREWが武道館のステージに立ったが、RHYMESTERの場合は少し違う。何と言っても日本語ラップ界のレジェンド的存在であり、これぞHIPHOPドリーム。わかる人にはわかる感情...と言ったところだろう。さて、そんなRHYMESTERの武道館公演は多くのゲストが登場。特にアンコールでの"ウィークエンドシャッフル"では、GAKU-MC以外の全ての面々がステージに(参加メンバー/MCU,RYO-Z,KREVA,CUEZERO,CHANNEL,KOHEI JAPAN,SU,LITTLE,ILMARI,GAKU-MC,SONOMI,PES,K.I.N,童子-T)。今となってはもうあり得ない演出かも...。


(出典:ウィークエンド・シャッフル

④ZEEBRA

ご存知、フリースタイルダンジョンのオーガナイザーを務めるZEEBRA。RHYMESTERに続いて、ZEEBRAもデビュー20周年となる2008年に武道館公演を行っており、Mummy-DやVERBAL、MACCHO(OZROSAURUS)、JESSE(RIZE)、AI、加藤ミリヤなど、こちらも豪華な出演者陣が集った。また、伝説の"証言"もアンコールで歌い上げるなど、会場のボルテージをMAXに。ZEEBRA、30周年でもう一度武道館に立ってもらいたいところ...。


(出典:ZEEBRA/Jackin' 4 Beats

⑤AK-69

アンダーグラウンドからの叩き上げアーティストと言えば、レペゼン名古屋のAK-69。2014年、2017年に日本武道館公演を成し遂げており、AK-69がこだわり抜いたステージ構成然り、熱いパフォーマンスは日本語ラップ界になかった新たなスパイスとも言えるだろう。特に2017年は照明や映像、演出を全てを手がける徹底ぶり。「AK-69はHIPHOPじゃない。」という方々...それは大きな間違いですぞ。

(出典:AK-69『DAWN in BUDOKAN』伝説の武道館映像2018/3/7 OUT!!!!!

⑥BADHOP

badhop

言わずもなが、2018年11月13日(火)に日本武道館で単独公演を行ったBADHOP。BADHOPは、10代〜20代のヘッズから大きな支持を得るT-Pablow、YZERRを中心とした8MCからなるHIPHOPグループ。2018年はBADHOPの年!とも言えるほどの目まぐるしい活躍を果たしたBADHOPだが、そんな彼らがこの年の最後にファンへ贈った最大のサプライズが、史上最短となる日本武道館。しかも、客演でもなく単独公演というのだから、日本語HIPHOP界としても衝撃の展開になったことは間違いない。

なお、BADHOPといえば2020年3月1日(日)に行った横浜アリーナの無観客ライブが大きな話題に。この際、負債1億円を抱えての渾身のライブだったが、クラウドファンティングによる支援金は結果的に7800万円近くが集まった。さすがの一言しかない。


(出典:"BAD HOP WORLD" Release Online Live

⑦般若

般若武道館
2019年に当時絶大な人気を誇ったフリースタイルダンジョンのラスボスを引退した般若。その少し前、2019年1月11日には満を辞してBADHOPに続き、ワンマンライブ「おはよう武道館」を開催。最ッ低のMCだからこその魂のこもったステージは多くのファンを虜にした。「MONSTER VISON」、「Beats&Rhyme」、「何者でもない」、「乱世」など、般若を代表する楽曲40曲が披露されたわけだが、ラストの「あの頃じゃねえ」では最ッ低のMCにも涙がポツリ。本当にカッコイイ男です。般若の生き様を収めた記事はコチラ青文字をCHECK!!


(出典:"般若 / 何も出来ねえけど(from 1/11 「おはよう武道館」) Official Live Video [Dir. KIM YUNSOO / Pro. Tomokiyo/GRAND BEATZ]

次なる武道館に立つラッパーは誰?

さて、過去に武道館の地を踏んだ日本人ヒップホップアーティストたちをご紹介したが、やはり憧れの舞台に立つのはレジェンドばかり...。この他にも、m-flo、SOUL'd OUT、SEAMO、HOME MADE 家族、Hilcrhyme、SKY-HIといったアーティストも武道館で単独公演を行ったことがある。しかし、やはりちょっとオーバーグラウンドの匂いは否めない...。生粋の日本語ラップを愛する人からすれば、NORIKIYOやOZROSAURUS、ニューカマーで言えば唾奇など、そういった面々がいつか武道館で見たいなぁ...という気持ちも。


(出典:SKY-HI / LIVE DVD& Blu-ray [SKY-HI Tour 2017 Final "WELIVE" in BUDOKAN] Teaser Trailer

武道館1日借りるのいくらか知ってた?

BADHOP、般若、CreepyNuts、ZORNとアングラから叩き上げのアーティストが立つ武道館はヘッズ達に夢を与えてくれますね。

ちなみにBADHOPが、WREPの収録中に武道館の見積もりを軽くご紹介しており、なんとその額"5000万以上"なんだとか。武道館は2days開催しないと赤字になるという話もあるようだが、この金額にはちょっと衝撃...。とはいえ、横浜アリーナの借金1億円に比べれば彼らにとっては痛くも痒くもないのかもしれない...。


(出典:BAD HOP / 2018年11月13日(火) 日本武道館でのワンマンライブ "BreatH of South" が決定!!

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